...彼女の歌声はとても牧歌的だった...
...あの風景は牧歌的で、心の中が癒される...
...彼女は牧歌的な姿勢でプロジェクトに取り組んでいる...
...その小説には、ある田舎町の牧歌的な風景が描かれている...
...あの建物は、古き良き時代の牧歌的な雰囲気が漂っている...
...(Butler)二 牧歌わたしは或南伊太利亜(イタリア)人を知つてゐる...
芥川龍之介 「翻訳小品」
...この牧歌的(ぼっかてき)な音色(ねいろ)は……」「牧歌的なもんですか...
海野十三 「振動魔」
...牧歌的なる諸關係が破壞された...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...牧歌情調も付け焼刃の...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...牧歌の恋が起こったのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして彼はひとりで牧歌的な飾り立てをした室(へや)に残っていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...多分一牧歌としての価値を有つてゐた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...可愛らしい名篇「ジークフリートの牧歌」を書いたのはその頃である...
野村胡堂 「楽聖物語」
...さうした牧歌的なものをこの近代都市の中から...
長谷川時雨 「東京に生れて」
...今も私は消滅した郷里の牧歌―そこにはともかく子供らしい安定感があった―を書きのこしておきたいと頻りに夢みる...
原民喜 「広島の牧歌」
...それは上代の催馬楽か西洋の牧歌(イディール)のようなもので...
久生十蘭 「魔都」
...一つの牧歌に歌ひ上げたいまでなのです...
堀辰雄 「七つの手紙」
...いささか持て餘し氣味だつた例の牧歌の方はその儘にして...
堀辰雄 「七つの手紙」
...いい訳語が見つかってくれればいいが(どうも牧歌なんぞと訳してしまってはまずいんだ)……さて...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...世はかくまでに老ひしかな……云々以下三聯(スタンザ)から成るゲルマン族の牧歌を...
牧野信一 「バラルダ物語」
...自分の自然主義的色彩をもつ『飢ゑ』から『パン』(拙譯『白夜の牧歌』)の如き自然に耽溺する夢想の作家となり...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...すなわち牧歌的(イディリッシュ)とも名づくべき...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
...前者は牧歌的で平和であり...
和辻哲郎 「孔子」
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