...雪が降っているのよ」花びらのような大きい牡丹雪(ぼたんゆき)が...
太宰治 「斜陽」
...日の暮れかたからちらちらしはじめ間もなくおおきい牡丹雪(ぼたんゆき)にかわり三寸くらい積ったころ...
太宰治 「ロマネスク」
...降りしきる牡丹雪は焔(ほのお)にいろどられ...
太宰治 「ロマネスク」
...これが普通は牡丹雪となる...
中谷宇吉郎 「粉雪」
...牡丹雪とか、綿雪とかいうのは、この雪片の名前である...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...牡丹雪の雪片をよく見ると...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...牡丹雪の雪片のような恰好をして降ってきたりする...
中谷宇吉郎 「南極・北極・熱帯の雪」
...これが即ちわれわれによって牡丹雪(ぼたんゆき)あるいは綿雪と呼ばれているものである...
中谷宇吉郎 「雪」
...牡丹雪あるいは綿雪と呼ばれているものは...
中谷宇吉郎 「雪」
...牡丹雪の構造は第5図(第2図版)に示す如くである...
中谷宇吉郎 「雪」
...北海道では冬の初めと終りには牡丹雪も降るが...
中谷宇吉郎 「雪」
...牡丹雪(ぼたんゆき)は案外なところで消えてゆく...
林芙美子 「新版 放浪記」
...牡丹雪を被りながら...
火野葦平 「花と龍」
...古老も知らぬといふ牡丹雪が夜を徹して降り止まなかつた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...まだ表立って名も貰っていない次郎吉はベトベト胡粉(ごふん)で牡丹雪を降らすばかりだったが...
正岡容 「小説 圓朝」
...バスは前のガラスにその牡丹雪が忽ち白くつくので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...形も量も多い牡丹雪(ぼたんゆき)で...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...大きな牡丹雪(ぼたんゆき)が降りしきっているのと...
吉川英治 「江戸三国志」
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