...彼等の攪乳器(チヤアン)の中から牛酪を盗んでしまはぬやうに...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「春の心臓」
...神が人を造るに乳の如く斟ぎ牛酪の如く固め皮と肉とを着せ骨と筋とをもて編むというは...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...みんなで飲めるだけ飲んだ余りを溜めといて牛酪(ばた)なぞにするのだと言はれる...
鈴木三重吉 「桑の実」
...その前週をマースリヤナヤ」(牛酪週間)と称する)〕に嫁を貰ってやりましたが...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...すなわち白牛酪となって...
中里介山 「大菩薩峠」
...嶺岡牧場(みねおかぼくじょう)の白牛酪は...
中里介山 「大菩薩峠」
...熱(あつ)い紅茶を啜(すゝ)りながら焼麺麭(やきぱん)に牛酪(バタ)を付けてゐると...
夏目漱石 「それから」
...麺麭(パン)と牛酪(バタ)を取り出した...
夏目漱石 「明暗」
...「はい、メリケン粉」「その次は、お砂糖」「はい、これがお砂糖」「牛酪(バタ)を少々」「はい、牛酪(バタ)...
久生十蘭 「キャラコさん」
...……牛酪(バタ)は少々古いです...
久生十蘭 「キャラコさん」
...焼き皿に牛酪(バタ)を塗って...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ジュウジュウと牛酪(バタ)の焦(こ)げる音がきこえ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...それに牛酪(バター)つきの※(あつ)い麺麭(やきぱん)...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...幾(いく)らかのお茶(ちや)と麺麭(パン)と牛酪(バター)とを出(だ)して...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...持(も)つて居(ゐ)た茶腕(ちやわん)を牛酪麭麺(バターぱん)と間違(まちが)へて...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...『私(わたし)はもッと牛酪麺麭(バターぱん)を切(き)りました――』『併(しか)し何(なに)を福鼠(ふくねずみ)が云(い)つたのか?』と陪審官(ばいしんくわん)の一人(ひとり)が訊(たづ)ねました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...「十月一杯でバラビンスキー地方は一九〇ツェントネル(百ポンド)の牛酪(バタ)をバタ生産組合へ支給する予定だ...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...牛酪(ぎゅうらく)や...
夢野久作 「狂人は笑う」
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