...また十節―十二節は「汝は我を乳の如く斟(そそ)ぎ牛酪(ぎゅうらく)の如くに固め給いしに非(あら)ずや...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...乳の如く斟(そそ)ぎ牛酪の如くに固め云々とあるは「乳産製造業」の盛(さかん)なる地方にて初めていわるる形容語である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...神が人を造るに乳の如く斟ぎ牛酪の如く固め皮と肉とを着せ骨と筋とをもて編むというは...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...白牛酪は、この牧場の白牛に限ったものである...
中里介山 「大菩薩峠」
...嶺岡牧場(みねおかぼくじょう)の白牛酪は...
中里介山 「大菩薩峠」
...熱い紅茶を啜(すす)りながら焼麺麭(やきパン)に牛酪(バタ)を付けていると...
夏目漱石 「それから」
...麺麭(パン)と牛酪(バタ)を取り出した...
夏目漱石 「明暗」
...麺麭(ブロート)を入れた籠(かご)や牛酪容(ホートルいれ)などが据えられてある...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...白楊(ポプラ)の防風林をひかえた丘の蔭には牛乳を搾ったり牛酪(バタ)や乾酪(チーズ)をこしらえる「仕事場(アトリエ)」と呼んでいる三棟ばかりの木造の建物...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...それに牛酪(バター)つきの※(あつ)い麺麭(やきぱん)...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...『牛酪(バター)は役(やく)に立(た)たないとお前(まへ)に云(い)ふて置(お)いたぢやないか!』と言(い)ひたして...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...『それは上等(じやうとう)の牛酪(バター)でした』と三月兎(ぐわつうさぎ)は優(おとな)しやかに答(こた)へました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...『私(わたし)はもッと牛酪麺麭(バターぱん)を切(き)りました――』『併(しか)し何(なに)を福鼠(ふくねずみ)が云(い)つたのか?』と陪審官(ばいしんくわん)の一人(ひとり)が訊(たづ)ねました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...油脂牛酪(バター)等を身に塗り...
南方熊楠 「十二支考」
...第十一の牛酪製氷菓(ムース オー フレイズ)は菓物入の菓子なり...
村井弦斎 「食道楽」
...牛酪(ぎゅうらく)や...
夢野久作 「狂人は笑う」
...牛酪(ぎゅうらく)...
吉川英治 「平の将門」
...やはり牛酪(バタ)から離れ得ないように...
吉川英治 「松のや露八」
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