...その後、潮來は知らないが、霞ケ浦を、土浦、白濱、牛堀、佐原、銚子と昔の讀本の挿繪のテイムス河の景色にあるやうな汽船に乘つて、ざわざわと蘆荻の中を風をたてて走つてゆく船の夜明方の心持は凉しく思ひ出せる...
竹久夢二 「砂がき」
...霞ケ浦の牛堀といふ船着場がある...
竹久夢二 「砂がき」
...佐原でも、牛堀でも、潮来でも、息栖(いきす)でも、津の宮でも、行きあたりばつたりに寝て了ふだよ...
田山録弥 「船路」
...潮来と牛堀(うしぼり)の間の蘆の中に棄てられて...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...爺(ちゃん)が居ねえからお客さま方を牛堀までお伴して来う」と母が云った...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...兎角(とかく)して牛堀について...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
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