...お墓の掃除に頼まれて来た牛久保の富作というお百姓でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...全く違う――山県大弐様という人はな……」九十七牛久保の富作さんは言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あたかも長篠よりやや南方の牛久保という町を郷里とする...
柳田国男 「雪国の春」
...曾(かつ)ての、どんな乱軍にも、崩れた例がないといわれている甲軍中の鉄壁、牛久保衆までが、その隊形を失って、思い思いに死闘している様を見ては、甲軍の者すべて、「今は、これまでか」と、味方の総敗軍を観念せずにいられなかった...
吉川英治 「上杉謙信」
...牛久保衆というのは、三州牛久保の産、山本道鬼入道を初め、大仏庄左衛門、諫早(いさはや)五郎など、すべて同郷の勇将猛卒で組織されている真っ黒な一隊だった...
吉川英治 「上杉謙信」
...常にその牛久保者が豪語していたところである...
吉川英治 「上杉謙信」
...牛久保隊も支離滅裂の状態に駆け散らされ...
吉川英治 「上杉謙信」
...三州牛久保の牧野家で...
吉川英治 「上杉謙信」
...牛久保(うしくぼ)までかかると...
吉川英治 「新書太閤記」
...牛久保(うしくぼ)の塁も一敗(ぱい)地(ち)にまみれ...
吉川英治 「新書太閤記」
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