...この牛久沼畔へ出現ましました...
犬田卯 「沼畔小話集」
...小川芋錢のゐる牛久沼のほとりへ無意識に誘つてゐたといふことになるが...
小穴隆一 「二つの繪」
...お墓の掃除に頼まれて来た牛久保の富作というお百姓でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...全く違う――山県大弐様という人はな……」九十七牛久保の富作さんは言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...牛里とは常陸牛久沼の里の地名から付けた雅号であらうと思はれる...
野口雨情 「小川芋銭先生と私」
...「小川君も次の汽車で牛久へ戻られるから...
野口雨情 「小川芋銭先生と私」
...芋銭先生は牛久で下車された...
野口雨情 「小川芋銭先生と私」
...それは、とにかくとして、牛久で泊つた時、河童の話などしてよけいに印象をつよめたのであつた...
野口雨情 「小川芋銭先生と私」
...九年まえに行ったときは東京で式を済ませて式服のまま自動車を牛久(うしく)...
服部之総 「加波山」
...牛久沼の小川芋銭君はまったく独自の河童研究で...
柳田国男 「故郷七十年」
...あたかも長篠よりやや南方の牛久保という町を郷里とする...
柳田国男 「雪国の春」
...牛久駅に下車した時はもう何処の家にも灯は入つてゐた...
山村暮鳥 「小川芋銭」
...曾(かつ)ての、どんな乱軍にも、崩れた例がないといわれている甲軍中の鉄壁、牛久保衆までが、その隊形を失って、思い思いに死闘している様を見ては、甲軍の者すべて、「今は、これまでか」と、味方の総敗軍を観念せずにいられなかった...
吉川英治 「上杉謙信」
...牛久保衆というのは、三州牛久保の産、山本道鬼入道を初め、大仏庄左衛門、諫早(いさはや)五郎など、すべて同郷の勇将猛卒で組織されている真っ黒な一隊だった...
吉川英治 「上杉謙信」
...牛久保隊も支離滅裂の状態に駆け散らされ...
吉川英治 「上杉謙信」
...牛久保(うしくぼ)までかかると...
吉川英治 「新書太閤記」
...牛久保(うしくぼ)の塁も一敗(ぱい)地(ち)にまみれ...
吉川英治 「新書太閤記」
...牛久の里にまだ生きている乳母が...
吉川英治 「平の将門」
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