...これはミミ族にたいする最後通牒であった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...通牒(つうちょう)を発して置きさえすれば...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...海上は吹き荒れて南西の颶風がイギリスをほとんどたたきつけたという牒報が到達したのだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...「これ」と言つた時手附か何かで符牒でもしたらしいが三藏にはわから無かつた...
高濱虚子 「俳諧師」
...郵便局が怪しげな郵便物はその受取人又は差出人に開示を命じるよう通牒を受けたことだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...」再度の最後通牒が決裂すると...
服部之総 「尊攘戦略史」
...符牒なら符牒で解く方法があるが...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...県知事の許へ一度に二通も通牒が届けられた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ただ目録を作る場合の便宜のための符牒のようなものである...
藤島武二 「画室の言葉」
...言はば符牒であります...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...来合わせた紀(タダシ)さんと一緒に駒込まで行ったらもう移牒してあるとのこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...すべての声が符牒(ふちょう)なので他の形勢がさっぱり分らない...
吉川英治 「江戸三国志」
...物見の者の通牒(つうちょう)を綜合してみると...
吉川英治 「新書太閤記」
...姓名官職はすべてみなこれ単なる仮の符牒(ふちょう)でしかない...
吉川英治 「新書太閤記」
...度牒を書記にわたし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...知事の返牒(へんちょう)だけを持って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...半月も前から叡山へは通牒(つうちょう)してあるので...
吉川英治 「親鸞」
...果し合いの牒状(ちょうじょう)が遣(つかわ)せぬ」「ここで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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