...「本黄楊(ほんつげ)」の黄いろい櫛形(くしがた)の招牌(かんばん)...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...賞牌(しょうはい)ともいいつべき名誉の創痕(きずあと)なれど...
泉鏡花 「活人形」
...明治二十四年 東京美術協会「和美人」一等褒状同年 全国絵画共進会「美人観月」一等褒状同 二十五年 京都春期絵画展覧会「美人納涼」一等褒状同年 米国シカゴ博出品(農商務省下命画)「四季美人」二等賞同 二十六年 東京美術協会「美人合奏」三等銅牌同 二十七年 東京美術協会「美人巻簾」二等褒状本当に...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...仏壇のあの右の方に並べてある白木のお位牌がそれでございます...
橘外男 「蒲団」
...「申しわけがありません、父なり私なりが、早く迎えにあがるはずでしたが、母が歿くなりましたので、その喪でも明けたらと思っておりますと、また父が歿くなりましたので、またまた喪に籠りまして、喪が明けるなり急いで参りましたが、申しわけがありません」「いや、こうなるのも運命じゃ、しかし、あれは歿くなっても、わしはやっぱりあんたの婦翁(しゅうと)じゃ、いつまでも助けあって暮そう、それにあんたも、もうお父さんもお母さんもないから、わしの家にいるがいい」「はい」「では、あれの位牌に、あんたの帰ったことを知らしてやろう」そこへ興娘の母親が出てきた...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...正ちゃんがお位牌(いはい)...
徳田秋声 「足迹」
...あるひはまた公設展覧会の賞牌(しょうはい)を獲(え)んとする画家の新作の如き即ちこれなり...
永井荷風 「一夕」
...昨夜調べてみた「悪女大姉」の位牌の裏の文字が...
中里介山 「大菩薩峠」
...薄暗いばかりでなく小汚(こぎた)ないその中には先祖からの位牌が五つ六つ並んでいた...
夏目漱石 「道草」
...あの牌音(パイおと)を聞(き)くといふ力強(ちからづよ)い魅力(みりよく)がある...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...之もまだ容易に聴牌したようすはなく...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...下卑(げび)た小顔がテーブルのドミノ牌(パイ)のように蒼白だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...今は下の段は戸が立ててあり上の段には沢山の位牌が並べてあって仏壇に当ててある...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...俺もせっかくこうして仙エムどんの位牌まで抱いてやって来て見れば...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...このあついのにウンスン骨牌(かるた)の札音がさかんであります...
吉川英治 「江戸三国志」
...お位牌(いはい)の前に供えて参ったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...位牌らしいものもない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...その位牌に額(ぬか)づく思ひで...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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