...骰子と骨牌の遊びは給仕頭の懷中を肥らせる...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...「あかりの消えたのに氣がつかなかつたのかい?」繼母は人ごとのやうに云つて位牌の方へ目を向けた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...骨牌(かるた)は餘(あま)り好(この)まぬ方(はう)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...この牌文は三一妙身...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...小さな如来(にょらい)を安置した佛壇の中に「江東院正岫因公大禅定門」と記した位牌(いはい)がある...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...私はお位牌に額づいて涙するばかりである...
種田山頭火 「其中日記」
...高くとおった声で若い人々のためにあきずに歌留多牌(うたがるた)を読んでくれた...
田山花袋 「田舎教師」
...電車と電車通にある大きな書籍の招牌(かんばん)とが浮んで来た...
田山録弥 「百日紅」
...石牌の横にしょんぼり立っていた...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...ジャヴェルは骨牌占(カルタうらな)いの女から牢獄の中で生まれた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...位牌には黒い漆(うるし)で戒名(かいみょう)が書いてあった...
夏目漱石 「門」
...煎餅屋の招牌(かんばん)の蔭だと...
羽志主水 「越後獅子」
...金を賭けて骨牌(カルタ)もする...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...骨牌も酒もきっぱり断わった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...なにしろやっていることがミランドール(一種の骨牌戯)だし...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...これを見ろい! (と懐中から位牌を出して土間にガンとおく)加多 何だ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...(位牌を睨んでいる)仙太 ……そのほかにも斬っちゃならねえ人を何人手にかけたかわかりゃしねえ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...孫立もあとから馬で十里牌(はい)へ追っ着いた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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