...札幌はいくら狭くつても新聞記者の招牌(かんばん)は出されないからね...
石川啄木 「札幌」
...喜兵衛の位牌(いはい)は今でもこの野口家に祀(まつ)られている...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...高くとおった声で若い人々のためにあきずに歌留多牌(うたがるた)を読んでくれた...
田山花袋 「田舎教師」
...骨牌(かるた)は好きでよくやっていたが...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...彼には賞牌(しょうはい)の浮彫でも見るように...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...中には見向きもしないで牌を見つめたきりのもいる...
豊島与志雄 「上海の渋面」
...白木の位牌が――それには...
直木三十五 「南国太平記」
...みんな未だ起きていてスウィピ(骨牌(カルタ)賭博(とばく))をやっている...
中島敦 「光と風と夢」
...東京のいろは骨牌では...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...十一の白木の位牌をずらりとならべ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ふと思いついて骨牌(カルタ)で運だめしなどしたので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...骨牌の両端をぎゅっと指で挟んで少し曲げるようにしたため...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「どうして君は骨牌をやらないんだい?」とノズドゥリョフが言った...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...多勢(おほぜい)のものどもが其周(そのまは)りに集(あつ)まつて來(き)ました――骨牌(カルタ)の一(ひ)ト包(つゝみ)と同(おな)じやうな...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...その先についている金牌(きんぱい)をうまくお腰にあてがい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あべこべに骨牌(かるた)の玩具(おもちゃ)になっております...
吉川英治 「江戸三国志」
...「はて……?」と、いぶかりつつ眸をこらして正面の仏龕(ぶつがん)ほのかな辺りを見ると、厨子(ずし)、位牌(いはい)、金壁(こんぺき)、供華(くげ)、拈香(ねんこう)などの厳(おごそ)かなものの影のうちに、さきの誓書一束が供えられてあるのが一(ひと)しお目につく...
吉川英治 「新書太閤記」
...小猿が骨牌(かるた)のふだを取って逃げたからとて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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