...彼は片足で立っている...
...片足が長いテーブルを使いたい...
...階段で片足を滑らせてしまった...
...彼女は片足を抱えて座っていた...
...この靴は片足しか残っていない...
...井戸側に片足をかけた所で...
海野十三 「地球盗難」
...こんなものが落ちていますぜ」一人の巡査が長靴の片足を振って...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...片足を鱶(ふか)にもぎとられた見るも無残な痛ましいものであったが...
大阪圭吉 「死の快走船」
...その枕へ片足を載せ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ぬつと大きな汚ない足が一本出てゐた(その片足は恐らく見るかげもなく頽れてしまつてゐるのだらう)...
種田山頭火 「行乞記」
...片足をあの世に突っ込みながら話しているようなものさ...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...片足でケンケンしているような危なッかしさに...
徳永直 「冬枯れ」
...片足を前に、腰から上を少しそらして、差し出した、白い手頸(てくび)に、紫の包...
夏目漱石 「草枕」
...さあ」と片足を部屋のうちへ引く...
夏目漱石 「虞美人草」
...片手片足を光線で捩がれ...
原民喜 「鎮魂歌」
...片足を引いて会釈(えしゃく)したり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...あれが己の館の石階に片足を踏み掛ける時...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...それでも私は自分の片足を埋めて戦いとったところだと思って有頂天でしたよ...
森本薫 「女の一生」
...片足を墓穴に突っこんでいながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...……俺は片足を無くした代りに...
夢野久作 「一足お先に」
...崕(がけ)に臨んだ岩角に片足をかけた...
吉川英治 「剣難女難」
...片足を床下へ突っこんで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...何も彼も忘れて飛びたい――」「でもね、……あなたにいうのは、却って逆だけれど、あの宙乗りは、ほんとの呼吸もんでしょう、ブランコと呼吸とがピッタリ合わなけりゃ危ないわよ」「そうさ――」「それが、それが、片足になったら、その呼吸が全然違うじゃないの――片足で振る時と、両足で勢いをつけるのとじゃ、まるで違うわ……恐らく、あの半分も飛べないわ」「ううん……」(そうだ、いかにもそうだ……)黒吉は、がっかりして考え込んでしまった...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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