...彼は片足で立っている...
...片足が長いテーブルを使いたい...
...階段で片足を滑らせてしまった...
...彼女は片足を抱えて座っていた...
...この靴は片足しか残っていない...
...その胸に片足かけるが早いか...
芥川龍之介 「将軍」
...楊の木は片足踏み出したと思ふと...
薄田泣菫 「茶話」
...その鳥居の片足に...
豊島与志雄 「崖下の池」
...片足を前に、腰から上を少しそらして、差し出した、白い手頸(てくび)に、紫の包...
夏目漱石 「草枕」
...さあ」と片足を部屋のうちへ引く...
夏目漱石 「虞美人草」
...「どうぞ」と誘い込むように片足を後(あと)へ引いた...
夏目漱石 「虞美人草」
...木履(くつ)を片足失くなした...
夏目漱石 「それから」
...雪のなかで片足ずつ跳んでいた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...彼は片足でピョンとはねあがつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...というのも大枝に片足をかけて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...よつて沖津の片足袋といふ諢名(あだな)を負ひたりといふ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...――眠元朗は舟に片足をかけ...
室生犀星 「みずうみ」
...片足を井戸の外壁に突っぱって...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...その頭巾をはねながら上り框へ片足をかけた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...理もあり情もある片足の下から...
吉川英治 「江戸三国志」
...橋の石欄へ片足を踏みかけて...
吉川英治 「三国志」
...片足を下駄のうえに下ろしながら戸外(おもて)をのぞいた...
吉川英治 「松のや露八」
...片足を床下へ突っこんで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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