...彼は片足で立っている...
...片足が長いテーブルを使いたい...
...階段で片足を滑らせてしまった...
...彼女は片足を抱えて座っていた...
...この靴は片足しか残っていない...
...車夫が片足で梶棒を踏まえて...
有島武郎 「或る女」
...時とすると片足をなくして来たり...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...母の片足(かたあし)を雪の山蔭(かげ)にくらひゐたる狼(おほかみ)をうちおとして母の敵(かたき)はとりたれど...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...かけ終わってそこから立ち去ろうとするとき片足をそれにはさまれてしまう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...滑りかけた片足を宙に浮かしたまま...
豊島与志雄 「鯉」
...ひょいと片足を投げ出して邪魔をした...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...白地の浴衣(ゆかた)に片足をそと崩(くず)せば...
夏目漱石 「一夜」
...ただ片足だけはいてかえった...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「灰だらけ姫」
...待たせてあった自動車(くるま)へ忙しげに片足をかけ...
矢田津世子 「父」
...たしかまた草履を片足盗んで斬られたという話があり...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...片足を揚げて一気に踏み潰す真似をすると同時に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...片足を出だしてひよこにあまえぬ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...既に片足を船板から踏み外してしまっていた...
吉川英治 「剣難女難」
...廊の欄(らん)へ片足をかけながら...
吉川英治 「私本太平記」
...蛾次郎(がじろう)のすぐ脳天(のうてん)のところへ片足(かたあし)をブランと垂(た)らした...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「できたぞ」岩のかげへ身をくっして片足(かたあし)をおって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あッ――と後ろへ片足立ち...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...……その片足で――」「えッ」黒吉は...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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