...彼は片足で立っている...
...片足が長いテーブルを使いたい...
...階段で片足を滑らせてしまった...
...彼女は片足を抱えて座っていた...
...この靴は片足しか残っていない...
...時々ばらまかれるアンチのビラも奴の仕事だカーキ服の憲兵もサーベルも奴を血眼に探しているが……おお 勇敢な反帝の闘士!野郎は誉ある? 軍門の生れだ野郎の老父は日露役の勇士!旅順港の攻撃で片足をなくした――戦地に片足を残して帰って来ると...
今村恒夫 「アンチの闘士」
...片足をかすかに前へ出しました...
鈴木三重吉 「湖水の女」
...しかたがないから、片足袋ぬいで、半分跣足(はだし)になる...
鈴木三重吉 「千鳥」
...かけ終わってそこから立ち去ろうとするとき片足をそれにはさまれてしまう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...しかしてそのわずかに生存するものとても痩歩蹣跚(そうほまんさん)すでにその片足をば墓中に投じたるにあらずや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...片足を静にもちあげました...
豊島与志雄 「椎の木」
...片足を式台へかけた...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...その上片足を挫(くじ)き...
永井荷風 「榎物語」
...それは女の穿(は)いた靴の片足である...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...片足をあげたままで停まらなくてはならない...
久生十蘭 「金狼」
...石段に片足を掛けたまゝ立往生(たちわうじやう)となる...
三島霜川 「解剖室」
...傷つき血にまみれた片足を引きずって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...また必ず片足を引きずること...
柳田国男 「雪国の春」
...ところが玲子が三階の物置へ通ずる狭い板梯子へ片足を踏みかけようとした時に...
夢野久作 「継子」
...それでも三島は片足を高く上げつつずんずん一人先の方へ進むので...
横光利一 「旅愁」
...片足のない人体です...
吉川英治 「江戸三国志」
...片足を瓔珞(ようらく)の鈴環(れいかん)にかけ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...片足をぶら下げて...
吉川英治 「親鸞」
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