...片端から手をつけていけば、仕事は効率的に進む...
...彼は転職先で片端から仕事を覚えていった...
...全く情報が入ってこないので、片端からリサーチしている...
...部屋に散らばった本を片端から整理し始めた...
...予定が多すぎて、片端が追いつかない...
...葉子が作って出したものを片端からむしゃむしゃときれいに片づけて行った...
有島武郎 「或る女」
...木といふ木は皆其幹の片端に雪を着けて居る...
石川啄木 「雪中行」
...その片端(かたはじ)を...
泉鏡花 「海異記」
...何だって」「送影機が片端から壊(こわ)されて行くんだよ...
海野十三 「地球発狂事件」
...彼は石綿を片端から撮みとって...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...機屋(はたや)の亭主が女工を片端(かたはし)から姦(かん)して牢屋(ろうや)に入れられた話もあれば...
田山花袋 「田舎教師」
...其処等のものを片端(かたっぱし)からさっ/\と形付け始めた...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...ゆらゆらとゆれ動きながら三階の窓を片端から順々に照らして行くのである...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...できるならば片端から虱(しらみ)つぶしに調べて行って...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...車のなかで鉛筆でノオトの片端に所と名前とを書いて...
徳田秋声 「仮装人物」
...飲む片端(かたはし)からぼろ/\汗になって流れる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...遺物は片端(かたはし)から腐り砕け...
柳田国男 「海上の道」
...片端からコメといい...
柳田国男 「故郷七十年」
...片端は判って来るだけでなく...
柳田国男 「年中行事覚書」
...中国では馬櫪神(ばれきじん)という馬の保護神の像の片端に...
柳田国男 「年中行事覚書」
...須走の村の片端に...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...これを片端から灰片付け...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...浜町の片端(かたはず)れ...
吉川英治 「江戸三国志」
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