...片端から手をつけていけば、仕事は効率的に進む...
...彼は転職先で片端から仕事を覚えていった...
...全く情報が入ってこないので、片端からリサーチしている...
...部屋に散らばった本を片端から整理し始めた...
...予定が多すぎて、片端が追いつかない...
...衆人はその片端を得んとてひしめきあへり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...片端(かたつぱじ)から田や畑を酒屋に書入れて了つた...
石川啄木 「刑余の叔父」
...片端とけざまに弛(ゆる)んで胸へふっさりと巻いた...
泉鏡花 「薄紅梅」
...その片端(かたはじ)を...
泉鏡花 「海異記」
...博士はそこに並んでいる壜(びん)の栓(せん)を片端(かたはし)から抜く...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...片端からやっつけて...
太宰治 「きりぎりす」
...部下も片端から李生の刀を受けた...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...それをぽつ/\豫定表に従って片端から成し遂げて行くことが精一杯で...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...その片端のところに...
豊島与志雄 「早春」
...畑(はたけ)に轉(ころ)がつてゐる石(いし)を片端(かたはし)から調(しら)べて見(み)るとか...
濱田青陵 「博物館」
...洋卓(テーブル)の片端(かたはし)にあつた大(おほ)きな肘懸椅子(ひぢかけいす)に腰(こし)を卸(おろ)しました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...上世物をも人をも不思議なものを片端から神としたのは万国の通義で...
南方熊楠 「十二支考」
...内大臣の所ではそうした名のりをして来る者は片端から拾うようにしてよく世話をしているようですがね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...長生きをした咎(とが)に意外な姫君と薫の同車する片端にいることになったと思われることで悲しくなり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まだ片端(かたはし)は保存せられているのである...
柳田国男 「こども風土記」
...まだその片端には普請(ふしん)で土を動かした部分があって...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...片端ははや要塞兵の練兵場にさえなっていた...
柳田国男 「雪国の春」
...或(ある)晩和田垣博士と僕とで取替へ取替へ片端(かたつぱし)から一品(ぴん)も余さず壊して見たが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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