...片端から手をつけていけば、仕事は効率的に進む...
...彼は転職先で片端から仕事を覚えていった...
...全く情報が入ってこないので、片端からリサーチしている...
...部屋に散らばった本を片端から整理し始めた...
...予定が多すぎて、片端が追いつかない...
...その片端(かたはじ)を...
泉鏡花 「海異記」
...南へ面した一間(ひとま)の片端へ...
伊藤左千夫 「水籠」
...片端から独断でやつてのけます...
伊藤野枝 「新らしき婦人の男性観」
...と呼ばれ得るような組織は片端から隠れファシストあるいは「ファシスト志向」というレッテルを貼られる...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「ファシズムとは何か」
...新智識を以て片端から論敵を説破なされた御元気は...
太宰治 「右大臣実朝」
...そのまま薄醤油で煮て片端から食べて...
太宰治 「津軽」
...片端から漁って歩いたが...
辰野隆 「愛書癖」
...鳥と云はず片端より截(き)りては載せ...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...片端から塩水に漬けてとりかかり...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...捕まえることのできた犬を片端から吊るしているんです...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...綴じ込みの片端が眼に入って...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...門司の港の片端で...
柳田国男 「故郷七十年」
...まだ片端(かたはし)は保存せられているのである...
柳田国男 「こども風土記」
...ヤチに連なる岡の片端などに引っ込んではおられず...
柳田國男 「地名の研究」
...それを毎日片端から炊(た)いていた...
柳田国男 「木綿以前の事」
...全身を巻立てている繃帯をブツブツと截(き)り開く片端(かたはし)から...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...少し胸を反らして道の片端を歩いてゐた...
横光利一 「悲しみの代價」
...どこか身体の中の片端で猛然と飛び上る感情を制しながら...
横光利一 「上海」
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