...グループの雰囲気が片寄っている...
...髪型を片寄りにしている...
...片寄った批判的な意見が多い...
...ビルの倒壊で傾きが片寄った...
...足を踏み外して片寄った...
...椅子を片寄せながらかう言つて...
鈴木三重吉 「桑の実」
...器の一方に片寄せて花鳥をえがき...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...よほどグロース・ラウテラールホルンの方に片寄って登ったように思われる...
辻村伊助 「登山の朝」
...嫁はそこへこてこて取り出した着替えをそっくり片寄せておいて...
徳田秋声 「足迹」
...染模様の剥(は)げたカーテンを片寄せ...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...床(とこ)の間(ま)の隅に片寄せられてあった...
夏目漱石 「こころ」
...人間の見方が妙に片寄って...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...その小屋の隅の方に片寄せました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ともすれば左舷に片寄るので...
長谷健 「天草の春」
...運河の河岸に片寄せられた浚渫(しゅんせつ)船の赤錆びたクレーンの上に...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...兄の足音が聞えると書物を脇へ片寄せた...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...女房が帰つて下さるかといふと「善太坊が泣いて留るのだ、仕方がねえ、負けてやらう」と立上り、手拭を肩にかけ、自分で前の床几を倒(さかさ)にして後の床几に重ね、店の側に片寄す...
三木竹二 「いがみの権太」
...ホントの勤労者であってイデオロギイ面でも文化的教養の面でもまだ片寄った傾向を持たず...
三好十郎 「恐怖の季節」
...しかしそれに片寄り過ぎては色々の害が現れます...
柳宗悦 「民藝四十年」
...すました櫛笥(くしげ)などを片寄せながら...
吉川英治 「私本太平記」
...部屋のすみへ片寄せてしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...奥に片寄せて寝台が見える...
吉川英治 「新・水滸伝」
...片寄りに一すぢの溪が流れ...
若山牧水 「梅雨紀行」
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