...グループの雰囲気が片寄っている...
...髪型を片寄りにしている...
...片寄った批判的な意見が多い...
...ビルの倒壊で傾きが片寄った...
...足を踏み外して片寄った...
...よく磨かれた樅材の食卓が臺所の一方に片寄せて置かれ...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...處々に馬を脱(はづ)した荷馬車が片寄せてある...
石川啄木 「鳥影」
...一隅はそのままむちゃくちゃに片寄せてある...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...二人はその光に映しだされないようにと暗い処へ身を片寄せていた...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...椅子を片寄せ「こちへ御案内申しな」五の三「御免ください」とはいって来しは四十五六とも見ゆる品よき婦人...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...中央の大卓を片寄せて...
豊島与志雄 「無法者」
...染模様の剥(は)げたカーテンを片寄せ...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...平氏門に片寄つてさうして戸袋にくつゝいた老梅が一株は蕾がちで二株は十分に開いて居る...
長塚節 「十日間」
...土間の隅(すみ)に片寄せてある臼(うす)の上に...
夏目漱石 「草枕」
...床(とこ)の間(ま)の隅に片寄せられてあった...
夏目漱石 「こころ」
...其(その)うち年(とし)が段々(だん/\)片寄(かたよ)つて...
夏目漱石 「門」
...主人半之丞の床が部屋の隅に片寄せて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何か用かと氷袋を片寄せて傍近く寄るに...
樋口一葉 「うつせみ」
...何か用かと氷袋を片寄せて傍近く寄るに...
樋口一葉 「うつせみ」
...何(なに)か用(よう)かと氷嚢(こほりぶくろ)を片寄(かたよ)せて傍近(そばちか)く寄(よ)るに...
樋口一葉 「うつせみ」
...真白いエナメル塗りの台所の一隅に片寄せられてある...
堀辰雄 「雉子日記」
...妙に愛情が片寄っていく...
矢田津世子 「女心拾遺」
...又は突然に一種の不安定的な心霊作用を起して(A−B)に呼びかける……つまり一時的に片寄った(A−B)的性格を(A+B)の方向へ呼び戻して...
夢野久作 「木魂」
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