...ふたごの片割れだったのです...
江戸川乱歩 「双生児」
...ふたごの片割れであった彼が...
江戸川乱歩 「双生児」
...そして相棒を信用しない片割れが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...駒井能登守は逆賊の片割れであり...
中里介山 「大菩薩峠」
...「あら、このポックリは梅ちゃんのだわ、ちがいないわ」そこで、心中の片割れは、親方のお気に入りの娘分、お梅にまぎれもないということになってしまい、早速こうして御注進に駆けつけてみると、心中の片割れであるべきはずの御当人が、平気で挨拶に出たから双方あっけに取られた始末です...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちゃんと雪の結晶の片割れに似たものになっている...
中谷宇吉郎 「雪を作る話」
...実業家の片割れなる金田某も嫌(きらい)に相違ないがこれも娘その人とは没交渉の沙汰と云わねばならぬ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「それが厄介で、いよ/\この家から、繩付を出さなきアなりません」「矢張りあの女で――」「いや考へ違ひなすつちやいけません、御新造は何にも知りはしません」「へエ――」「風呂場から吹矢を盜んで、外へ捨てゝ相棒に土の中へ踏み込ませたり、柄杓(ひしやく)の底へ仕掛をして、外から毒を持ち込んだやうに見せたり、恐ろしい手の込んだ細工をして、私の眼を誤魔化(ごまか)さうとしましたが、曲者の片割れは、矢張り此家の中に居るに相違ありません」「誰です、その野郎は、早く縛つて下さい」「いや、さう手輕には行きません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その相吉も敵の片割れ」「な...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心中の片割れでも何んでも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...相對死(あひたいじに)の片割れで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ここでは粥(カーシャ)を詰めた羊の肋肉を片割れも食った上に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あなたと片割れの誰かがグレイ氏の個室をあちこちしらみつぶしに探した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...その片割れの一人も先ず無事ここに帰って来て...
横光利一 「旅愁」
...「貴様も謀反人の片割れか」赫怒(かくど)して...
吉川英治 「三国志」
...和子様とて宮方の片割れ...
吉川英治 「私本太平記」
...おまえも下手人の片割れだよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...斬りくさったの』『御領主様の相手じゃ』『相手の片割れじゃ』『この街道通したら...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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