...ふたごの片割れだったのです...
江戸川乱歩 「双生児」
...その片割れじゃが――何うも...
直木三十五 「南国太平記」
...あんな心中の片割れ者なんぞ...
中里介山 「大菩薩峠」
...敵の片割れと言えば言えないこともない...
中里介山 「大菩薩峠」
...所々は田圃(たんぼ)の片割れが細く透いて見える...
夏目漱石 「坑夫」
...どうしよう」「僕の頭が見えるかい」「毬栗(いがぐり)の片割れが少し見える」「君ね」「ええ」「薄(すすき)の上へ腹這(はらばい)になって...
夏目漱石 「二百十日」
...家の中の誰がその謀反人(むほんにん)の片割れです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...季節物の恋猫の片割れも見えません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その相吉も敵の片割れ」「な...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――相對死(あひたいじに)の片割れなんかを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この間まで相對死の片割れの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうせ駈落し損つた片割れだらうと思つたが...
北條民雄 「間木老人」
...間もなく賊の片割れが捕まったが果して三人組で...
山本笑月 「明治世相百話」
...その片割れの一人も先ず無事ここに帰って来て...
横光利一 「旅愁」
...身共こそ狼藉者の片割れかと存じて...
吉川英治 「剣難女難」
...「讐(かたき)の片割れ...
吉川英治 「三国志」
...「仇の片割れ」と...
吉川英治 「三国志」
...秩父の大泥棒の片割れだよ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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