...ふたごの片割れであった彼が...
江戸川乱歩 「双生児」
...まがまがしい片割れ月だ...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...片割れはどうして『Rache』というドイツ語を書き残さなきゃならんかったんだ? 正直...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...これは挙国一致主義の片割れにほかならないし...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...処がこういう「唯物思想」(?)の他方の片割れである「赤」はどうか...
戸坂潤 「社会時評」
...どうしよう」「僕の頭が見えるかい」「毬栗(いがぐり)の片割れが少し見える」「君ね」「ええ」「薄(すすき)の上へ腹這(はらばい)になって...
夏目漱石 「二百十日」
...――半十郎はお前にも敵の片割れ...
野村胡堂 「江戸の火術」
...家の中の誰がその謀反人(むほんにん)の片割れです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この総七は泥棒の片割れでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この間まで相對死の片割れの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...相對死(あひたいじに)の片割れで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生臭(なまぐさ)坊主や心中の片割れを見に行きゃしません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ここでは粥(カーシャ)を詰めた羊の肋肉を片割れも食った上に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...こやつも刺客の片割れです」東寿の小剣は伊兵衛の胸元を覘ったまま動かない...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...おまえも下手人の片割れだよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そんな事では腹が癒(い)えんわ』『憎い奴の片割れじゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――確かに赤穂の片割れだ』『臭い者とは...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...秩父の大泥棒の片割れだよ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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