「片側町」の意味
片側だけに家が並んだ町
「片側町」の例文(場面別)
- 日常会話この通りは片側町で、反対側には何も建っていないんだ。
- 都市計画片側町の開発は、土地利用の効率化を図る上で重要な課題です。
- 旅行ガイドこの町は片側町で、片側にだけお店が並んでいるので、歩きやすいですよ。
小説での「片側町」の使い方
...片側町ではあるけれども...
有島武郎 「カインの末裔」
...」――城下優しい大川の土手の……松に添ふ片側町の裏へ入ると廢敗した潰れ屋のあとが町中に...
泉鏡花 「遺稿」
...大川の瀬がさっと聞こえて、片側町の、岸の松並木に風が渡った...
泉鏡花 「絵本の春」
...片側町になつてゐる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...片側町の繁昌しないのは申すまでもない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...川べりの方の家並(やな)みが欠(か)けて片側町(かたがわまち)になっているけれど...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...二人は並んで暗い片側町を歩いていた...
徳田秋声 「足迹」
...片側町の寂しい広場を歩いていると...
徳田秋声 「黴」
...屋根の低い片側町(かたかわまち)の人家は丁度後(うしろ)から深い溝の方へと押詰められたような気がするので...
永井荷風 「すみだ川」
...片側町(かたかわまち)になって...
二葉亭四迷 「平凡」
...片側町で人通りもなかった...
室生犀星 「童話」
...その坂みちに乳をもらひにゆく私は雨にぬれ白い瓶をかかへてかへる坂は片側町で地笹が雨で蒼蒼しい母おやに乳がないゆゑこどもが泣いてしかたがないかんしやくが起つても默つて私はがまんをしてゐるぎあ...
室生犀星 「星より來れる者」
...片側町なので誰も通らなかった...
室生犀星 「幼年時代」
...無縁坂の片側町で一番騒がしい為立物師の家の隣は...
森鴎外 「雁」
...東は柳原の土手につづいて当時はほとんど片側町...
山本笑月 「明治世相百話」
...もう戸を卸(おろ)している片側町の辻まで来た...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...江戸川の片側町(かたがわまち)から横へ曲がる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...向うの片側町の灯を見ながらのろのろと進んでゆくとすぐに...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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