...同人も大に感じたりと見て爾來同主義者との交際を斷ち頗る謹愼の状を現し...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...これ爾の御名(みな)を奉ずる教会なれば我何ぞこれを敵視するを得んや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...爾(しか)いうことができるのである...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...爾余(じよ)の大半の詩人たちは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...箱根風朝寒しとはなけれども生薑の味す川より吹くは之も哈爾賓の雪と同じ時の作で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...併(しか)し何でも爾(そ)う威張り廻って暴れたのが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...所が実際は爾(そ)うでなく...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「爾(そ)うか、羽織には宜(い)い縮緬(ちりめん)の売物があるが買いなさらんか...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...お勢もさすがに莞爾(にッこり)して...
二葉亭四迷 「浮雲」
...いま合爾合(カルカ)が独りでここへやって来るそうだ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...そして手早く合爾合(カルカ)姫を案内して...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...旗で覆った合爾合(カルカ)姫の屍が現れる...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...爾後(じご)病牀寧日(ねいじつ)少く自ら筆を取らざる事数月いまだ前約を果さざるに...
正岡子規 「墨汁一滴」
...爾の管玉は病める蚕(かいこ)のように曇っている...
横光利一 「日輪」
...我は爾の殊勲に爾の好む宝剣を与えるであろう...
横光利一 「日輪」
...爾はわれのために爾の夫を死体となした...
横光利一 「日輪」
...爾はわれの酒盃をとれ...
横光利一 「日輪」
...壊される端から店の女が莞爾(にこ/\)して新しい皿や鉢を棚に並べて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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