...爾来予は心を潜めて...
芥川龍之介 「開化の殺人」
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石川啄木 「一握の砂」
...青(あを)い半襟(はんえり)が爾側(りやうがは)から...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...爾に、父母其妊める事を怪しみて、其女に、汝は自ら妊めり...
高木敏雄 「比較神話学」
...袁氏は莞爾(にっ)と笑って孫恪の顔を見て...
田中貢太郎 「碧玉の環飾」
...爾後養蚕専門たるべしとの宣告の下に...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...事実は反つて政党の援助を得て内閣を支持したるは何ぞや爾来官属主義は独り藩閥者流若くは藩閥に隷事せる属僚の間に唱へらるゝに過ぎずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...爾来、日本の言語論は、「言霊音義解」式の、一つ一つの音に、言霊があって、それぞれ一つ一つの意味をもっていると云うのである...
中井正一 「言語は生きている」
...爾來一千年此郷の士人碑を國分寺に建てゝ之を頌す...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...甘珠爾の第一巻を経机の上に置いて退って行った...
久生十蘭 「新西遊記」
...或(あるい)は爾(そ)う云うことを云われたのは私一人でなく...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「成程、爾(そ)うか、西洋の流儀はキツイものだね...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...合爾合(カルカ)姫 いや...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...めでたい!合爾合(カルカ)姫 (覚悟を決めた態)はい...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...これが「自然法爾(じねんほうに)」の教えである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...我は爾のために新らしき母を与えるであろう...
横光利一 「日輪」
...猶人人と哈爾賓とに別れを惜んだ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...孔子曰く、賜(し)よ、爾(なんじ)、予を以て多く学びて識れる者(ひと)となすか...
和辻哲郎 「孔子」
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