...原来爾は稲荷大明神(いなりだいみょうじん)の神使(かみつかい)なれば...
巌谷小波 「こがね丸」
...とかくに浮世の仮飾(かしょく)を蒙(こうむ)ってない無垢(むく)の爾(なんじ)を...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...爾(カレ)御佩せる十拳剱を抜きて...
高木敏雄 「比較神話学」
...豚の煮込み?」老紳士は莞爾(かんじ)と笑って...
太宰治 「禁酒の心」
...陵陽(りょうよう)の朱爾旦(しゅじたん)は字(あざな)を少明(しょうめい)といっていた...
田中貢太郎 「陸判」
...やがて莞爾しながら皆なのゐる方へと出て來た...
田山花袋 「道綱の母」
...爾来卅年ばかり兼三は教頭を勤めていたが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...哈爾賓(ハルピン)産の肥えた馬の手綱(たづな)を取って控えていた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...爾来(じらい)箪笥(たんす)の底に深く蔵しているのみで...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...爾(そ)うではない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その毒を鏃(やじり)に塗りて蠢爾(しゅんじ)たる最も下劣な蛮人が...
南方熊楠 「十二支考」
...「我は爾に食を与えた...
横光利一 「日輪」
...我は爾の敵ではない...
横光利一 「日輪」
...」「我は爾を不弥と奴国の王妃にする...
横光利一 「日輪」
...われらは爾の宮を通るであろう...
横光利一 「日輪」
...いんぎんに爾来(じらい)の不沙汰を真顔で詫び...
吉川英治 「私本太平記」
...爾今(じこん)、年号を、延元(えんげん)と改められ、前(さき)ノ大納言花山院亭の仮内裏(かりだいり)では、発布の神事がおこなわれていた...
吉川英治 「私本太平記」
...お覚えおき下さればありがとうぞんじます」莞爾(にっこ)としていった...
吉川英治 「新書太閤記」
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