...爾は吾に顔をも見せぬのか...
李光洙 「愛か」
...あるいは卒爾(そつじ)として喜び...
井上円了 「おばけの正体」
...ぜひ連れてって下さい」帆村は莞爾(かんじ)として...
海野十三 「流線間諜」
...爾来正造何の功能なく...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...お二人はそこからさらに同じ大和(やまと)の曾爾(そに)というところまでいらっしゃいますと...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...朔北(さくほく)の秋風に意を強うする八月十六日哈爾浜(ハルビン)俳句大会に寄す...
高浜虚子 「五百五十句」
...爾来(じらい)しばしば帝位の巧取豪奪が繰り返され...
太宰治 「惜別」
...莞爾したその顏を見ることの出來た昔は無邪氣で且つのんきだつた...
田山花袋 「道綱の母」
...蠢爾(しゅんじ)としてこゝに耕す人と其住家(すみか)とを呑(の)んでかゝって威嚇(いかく)して居る様で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...縦令(たと)い惹爾日公雨の如く九日九夜降り続きたりとて何かあらん」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...蠢爾(しゅんじ)たる昆虫(こんちゅう)が百貫目の鉄槌(てっつい)に撃(う)たるるときにても...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...恋に勝って合爾合(カルカ)を得たわしは...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...うむ? (合爾合(カルカ)の問いに気づき)何のために...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...しかし爾後蛇を見るごと...
南方熊楠 「十二支考」
...我と爾の敵である...
横光利一 「日輪」
...我は爾のために長羅を撃った...
横光利一 「日輪」
...こんな事なら斉斉哈爾に泊つて...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...如(も)し爾(なんじたち)を知りて(用うる)あらば則ち何をか以(な)さん...
和辻哲郎 「孔子」
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