...これ等二つの場所に、似た所とては更に無いが、爽快な、新鮮な空気、清澄で冷たい海水、魚の香、背後の土地はキャムポベロを思わせ、そして私のやっている曳網という仕事がこの幻想を助長する...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...涼しくそして爽快な...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...爽快な気分で朝まで熟睡した...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...傍で拝見してゐて子供心にも爽快な感じが致しました...
太宰治 「右大臣実朝」
...」―――そのせいか彼は常に血色のいゝ顔を輝かして、いかにも爽快な、歓ばしそうな眼つきをして居ました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...修道院の祈願を思わせるような爽快な夜明と...
豊島与志雄 「秋の気魄」
...をとめは戀戀の羞をふくんであけぼののやうに爽快な 別製の皿を運んでくる仕組私はゆつたりとふほくを取つておむれつ ふらいの類を喰べた空には白い雲がうかんでたいそう閑雅な食慾である...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...遠く市街を離れたところでだれも訪づれてくるひとさへなく林間の かくされた 追憶の 夢の中の珈琲店(かふえ)であるをとめは戀戀の羞をふくんであけぼののやうに爽快な 別製の皿を運んでくる仕組私はゆつたりとふほふくを取つておむれつ ふらいの類を喰べた...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...久しぶりに、島の濃緑な色を眺めて、富岡は、爽快な気がした...
林芙美子 「浮雲」
...ポオン、と爽快な音がし、シュシュッ、と白い泡が吹きだす...
火野葦平 「花と龍」
...「僕の村の――」やがて来るべき爽快な夏の話に花を咲かせてゐる...
牧野信一 「初夏通信」
...なんとも名状しがたい爽快な嵐(あらし)が僕の胸のうちには更に新しく火の手を挙げた...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...爽快な健康に目醒めて晴れやかだつた...
牧野信一 「山を降る一隊」
...例えばヘミングウェイは大変男らしい作家です、爽快な男です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...夏も爽快な驟雨のもとに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たまらなく爽快なオゾン臭を放つ...
夢野久作 「探偵小説漫想」
...……室(へや)の中の爽快な明るさ……窓一パイの松の青さ……その中に満ち満ちている白昼の静けさなぞが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...爽快な気をあたまにも面上にも満たした彼の活動が始まり...
吉川英治 「新書太閤記」
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