...そして頭髪に爽快なローションをふりかけ...
海野十三 「地球発狂事件」
...」―――そのせいか彼は常に血色のいゝ顔を輝かして、いかにも爽快な、歓ばしそうな眼つきをして居ました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...そうして明晰に爽快なドイツ語でゆっくりゆっくり自分に分かるように話してくれるのである...
寺田寅彦 「変った話」
...修道院の祈願を思わせるような爽快な夜明と...
豊島与志雄 「秋の気魄」
...心地爽快ならず...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...こういう爽快な感じというような複雑な現象は...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...僕らの人生について思惟することはひさしく既に轉變の憂苦をまなんだここには爽快な自然があり風は全景にながれてゐる...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...むしろ前三句の爽快な調子が...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...「僕の村の――」やがて来るべき爽快な夏の話に花を咲かせてゐる...
牧野信一 「初夏通信」
...勤めを始めてからは終日の規律正しい労役! のお蔭で爽快な健康体に戻つてゐると自分では思つてゐたが...
牧野信一 「風媒結婚」
...爽快な舞踏学校の授業を参観させて貰ひました...
牧野信一 「舞踏学校見物」
...爽快な健康に目醒めて晴れやかだつた...
牧野信一 「山を降る一隊」
...こんな爽快な笑いがあるでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こんな三国志的表現はもっと爽快なもっと色調あふれ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...夏も爽快な驟雨のもとに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...悲哀を帯びて爽快な処がある...
森鴎外 「かのように」
...好(よ)く寐た跡のように爽快な感じが体中(からだじゅう)に漲(みなぎ)っていた...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...急に掌を返すやうな爽快な気持ちになつた...
横光利一 「マルクスの審判」
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