...一爻(いっこう)に三変の次第があり...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...更に進んで考へてみたいのは卦辭と爻辭の成立に就てゞある...
内藤湖南 「易疑」
...明夷の卦の箕子之明夷などの語から推して爻辭が文王の作でなく周公の作であるとするやうな説は...
内藤湖南 「易疑」
...畢竟易の爻辭の中には戰國の末から漢初に到る間に出來た語さへも含んでゐることを認めねばならないやうになるのである...
内藤湖南 「易疑」
...これは九六の變ずる爻を以て占ふ者とは異つた法だといはれて...
内藤湖南 「易疑」
...而して爻辭が現在の形にまとめられたのも或は漢初の頃ではないかと考へる...
内藤湖南 「易疑」
...一體易の各卦は多くは其の爻辭には卦名を幾種かに分類したやうな形になつてゐるのが普通である...
内藤湖南 「易疑」
...それで以上のことから起る疑問は凡て六爻から成立つ各卦に於て卦名を含んだ所の爻辭の中に云はゞ爻名とも稱すべきものが困...
内藤湖南 「易疑」
...本來の易は必ずしも各卦六爻から成立つたものではないやうに思はれる...
内藤湖南 「易疑」
...尤も中には坤卦の如く卦名を爻辭に含まないで...
内藤湖南 「易疑」
...自然又六爻即ち三畫の爻を二つ重ねた現在の卦の基礎を失ふことになるから...
内藤湖南 「易疑」
...朱子の語類には、凡爻中言人者、必是其人嘗占得此卦といひ、帝乙歸妹、箕子明夷、高宗伐鬼方の類を其例として擧げて居るが、少し穿ち過ぎて居るやうである...
内藤湖南 「易疑」
...同じ卦の大師克相遇という爻の詞を採ったということであった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...其実は爻象を仮借して以て作丹の意を論ず云々」と...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...しばしば沢山咸(たくざんかん)の「九四爻(きゅうしこう)」を引いていった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...抽斎はこの爻(こう)を引いて諭(さと)した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ちょッとこう胸に算木を置いてみるならば……ウムと……山天大畜(さんてんたいちく)の二爻変(こうへん)...
吉川英治 「江戸三国志」
...卦面(けめん)の変爻(へんこう)を示していた...
吉川英治 「三国志」
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