...六五の爻には※豕之牙の語があつて...
内藤湖南 「易疑」
...更に進んで考へてみたいのは卦辭と爻辭の成立に就てゞある...
内藤湖南 「易疑」
...一體易の各卦は多くは其の爻辭には卦名を幾種かに分類したやうな形になつてゐるのが普通である...
内藤湖南 「易疑」
...例へば乾卦は卦名には龍とはないので、朱子の語類に、如乾之六爻、象皆説龍、至説到乾、却不爲龍といつて説卦の説き方と爻辭との矛盾に注意してあるが、今姑らく之を龍の卦とすると、其爻辭の中に潛龍・見龍・飛龍・亢龍・群龍と五種を含んでゐる...
内藤湖南 「易疑」
...本來の易は必ずしも各卦六爻から成立つたものではないやうに思はれる...
内藤湖南 「易疑」
...尤も中には坤卦の如く卦名を爻辭に含まないで...
内藤湖南 「易疑」
...既に乾卦は爻名が五種共に龍の字をもつてゐるが...
内藤湖南 「易疑」
...それから又包荒・包承・包羞の三つの爻名は泰・否兩卦に跨つてゐる...
内藤湖南 「易疑」
...或は又必ずしも各卦同一の爻數を含むとは定まつてゐなかつたと見るか...
内藤湖南 「易疑」
...朱子の語類には、凡爻中言人者、必是其人嘗占得此卦といひ、帝乙歸妹、箕子明夷、高宗伐鬼方の類を其例として擧げて居るが、少し穿ち過ぎて居るやうである...
内藤湖南 「易疑」
...同じ卦の大師克相遇という爻の詞を採ったということであった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...其実は爻象を仮借して以て作丹の意を論ず云々」と...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...しばしば沢山咸(たくざんかん)の「九四爻(きゅうしこう)」を引いていった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...抽斎はこの爻(こう)を引いて諭(さと)した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「不遠復无祗悔(とおからずしてかえるくいにいたることなし)」の爻である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...新聞記者混爻(こんこう)のオートバイと自動車の一隊が早くも逐い迫り来(きた)れるを見るや彼等二十余名はこれに猛射を浴びせて...
夢野久作 「暗黒公使」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...ちょッとこう胸に算木を置いてみるならば……ウムと……山天大畜(さんてんたいちく)の二爻変(こうへん)...
吉川英治 「江戸三国志」
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