例文・使い方一覧でみる「爺さん」の意味

...爺さんは如何にも皮肉な眼をして... 爺さんは如何にも皮肉な眼をしての読み方
伊藤野枝「監獄挿話　面会人控所」

...チョンマゲを結（ゆ）った変な爺さんから... チョンマゲを結った変な爺さんからの読み方
梅崎春生「ボロ家の春秋」

...百姓をしてゐた爺さんだが... 百姓をしてゐた爺さんだがの読み方
武田麟太郎「日本三文オペラ」

...爺さんの留守をねらつて... 爺さんの留守をねらつての読み方
太宰治「お伽草紙」

...爺さんには何が可笑（おか）しいのか見当が付かなかったに相違ない... 爺さんには何が可笑しいのか見当が付かなかったに相違ないの読み方
寺田寅彦「喫煙四十年」

...どんな隙間からでも家の中にはいってまた出られる術を教えて下さい」「それは駄目（だめ）だ」とお爺さんは答えました...
豊島与志雄「泥坊」

...お爺さんはお宮へ燈明をあげてきたとみえ「あぶないから消しておいで」と子供にいいつけてまだ腑におちないらしく　なにをなさる　なにをなさる　とくどく尋ねる...
中勘助「島守」

...爺さんは頑固にそう信じていた）それで先生は（と私のことを言って）院長さんとコンパニイ（友達）だから... 爺さんは頑固にそう信じていた）それで先生は院長さんとコンパニイだからの読み方
中島敦「南島譚」

...かくてわが「種蒔き爺さん」は... かくてわが「種蒔き爺さん」はの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...現にこの爺さんは... 現にこの爺さんはの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...阿爺さん」「うん」「外交官の試験に及第してね」「及第したか... 阿爺さん」「うん」「外交官の試験に及第してね」「及第したかの読み方
夏目漱石「虞美人草」

...お前の財産の売却に同意すること』」「同意してはいかん」ゴリオ爺さんが叫んだ...
バルザック　Honore de Balzac 中島英之訳「ゴリオ爺さん」

...非常に肥えた中柄な爺さんで... 非常に肥えた中柄な爺さんでの読み方
エドガア・アラン・ポー　Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳「鐘塔の悪魔」

...花屋の爺さんに借金して来たのさ... 花屋の爺さんに借金して来たのさの読み方
宮本百合子「斯ういう気持」

...――こう満足した爺さんの心が今も団扇持つ手へ働いて... ――こう満足した爺さんの心が今も団扇持つ手へ働いての読み方
矢田津世子「神楽坂」

...見ると七人の持（も）ち人（て）の内真中の一人だけは黄色の着物を着たお爺さんで... 見ると七人の持ち人の内真中の一人だけは黄色の着物を着たお爺さんでの読み方
夢野久作「白髪小僧」

...さういふ人であつたのかと云つて爺さんひどく驚いたといふことをその人から書いてよこした...
若山牧水「樹木とその葉」

...先刻（さつき）の峠茶屋の爺さんの言葉もあるので私は強ひて彼自身の分をも此處に運ばせ... 先刻の峠茶屋の爺さんの言葉もあるので私は強ひて彼自身の分をも此處に運ばせの読み方
若山牧水「山寺」

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酒癖休題石部

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