例文・使い方一覧でみる「爺さん」の意味

...お爺さんに聞くんだあね... お爺さんに聞くんだあねの読み方
芥川龍之介「運」

...この壮平爺さんだった... この壮平爺さんだったの読み方
海野十三「疑問の金塊」

...爺さんは呆気（あっけ）にとられて... 爺さんは呆気にとられての読み方
江戸川乱歩「一寸法師」

...爺さんは、寡婦（ごけ）さんのすげない返事が悲しいと言つて、心の臓が干葡萄のやうに萎（しな）びるまで悄気（しよげ）きつてゐたが、とうと身体（からだ）を悪くして死んでしまつた... 爺さんは、寡婦さんのすげない返事が悲しいと言つて、心の臓が干葡萄のやうに萎びるまで悄気きつてゐたが、とうと身体を悪くして死んでしまつたの読み方
薄田泣菫「茶話」

...しかし、お爺さんは、笑つてかぶりを振る... しかし、お爺さんは、笑つてかぶりを振るの読み方
太宰治「お伽草紙」

...きかぬ気の爺さんで... きかぬ気の爺さんでの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...阿爺さんは是非新築中の別荘を見て呉れと云って... 阿爺さんは是非新築中の別荘を見て呉れと云っての読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...お爺さんはそれをじっと眺め... お爺さんはそれをじっと眺めの読み方
豊島与志雄「文学以前」

...白髯のお爺さんの長寿を祈って別れを告げ... 白髯のお爺さんの長寿を祈って別れを告げの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...「どうした、爺さん」「伜ツ、――文三ツ... 「どうした、爺さん」「伜ツ、――文三ツの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...そして鞣皮の肱掛椅子に腰をかけているどの爺さんも... そして鞣皮の肱掛椅子に腰をかけているどの爺さんもの読み方
エドガア・アラン・ポー　Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳「鐘塔の悪魔」

...これがお前のお爺さん！」などと云つて... これがお前のお爺さん！」などと云つての読み方
牧野信一「毒気」

...博多を一本買うて頂きたいわ」金魚をみていた爺さんの眼が鏡台をひき寄せて派手な藍絞りの湯帷子の衿元を寛げて牡丹刷毛をつかっているお初の方へと移っていった...
矢田津世子「神楽坂」

...爺さんがひと晩泊りの出張で留守をしている時など... 爺さんがひと晩泊りの出張で留守をしている時などの読み方
矢田津世子「神楽坂」

...爺さんは苦笑しただけであるが... 爺さんは苦笑しただけであるがの読み方
山本周五郎「嘘アつかねえ」

...王爺さんの棺桶代にめぐんでやろう... 王爺さんの棺桶代にめぐんでやろうの読み方
吉川英治「新・水滸伝」