...駱駝(らくだ)お爺(ぢい)さん...
芥川龍之介 「動物園」
...』指導役(しどうやく)のお爺(じい)さんはそんな御愛想(おあいそう)を言(い)いながら...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...(チェーッこの狸爺(たぬきじじい)め……)と呶鳴(どな)っていた...
海野十三 「くろがね天狗」
...亭主の爺さんと肩を並べて上り框に腰を下ろしました...
薄田泣菫 「小壺狩」
...「そういうお前さんだって実入(みい)りの少い爺さんだろうよ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...どうもあの爺(じい)さんが気になる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...二十五親爺というものは...
直木三十五 「死までを語る」
...しかし爺さんがその仲間に入って話をしている事は滅多になかった...
永井荷風 「草紅葉」
...親爺は藁で括つた股引が股から下は泥だらけになつて顏にも衣服にもはねた泥が乾いて居る...
長塚節 「芋掘り」
...爺やの正平を相手に淋しく暮して来たのです...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...六十ばかりのお爺さんになってやって来ましたわ」「でも...
久生十蘭 「生霊」
...それに就いて僕はお爺さんにお願ひがあります...
牧野信一 「首相の思出」
...おしまいに見るから爺むさい麦松の上へ...
正岡容 「寄席」
...何んで俺が鳥を食う……」こう呶鳴っておいて爺さんはとっとと歩いていった...
矢田津世子 「神楽坂」
...こうして時折り送りたいとは思うのだが親爺さんの頑固がいまにとけず...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...門八爺を殺いたようなもんじゃ」「ヘエ...
夢野久作 「笑う唖女」
...好々爺らしい氏の話は...
吉川英治 「折々の記」
...さういふ人であつたのかと云つて爺さんひどく驚いたといふことをその人から書いてよこした...
若山牧水 「樹木とその葉」
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