...父祖の故郷を訪ねる...
...父祖の遺した家宝を守る...
...父祖代々受け継がれた技術を学ぶ...
...父祖の墓参りに行く...
...父祖に感謝の気持ちを伝える...
...我が父祖の国をして屈辱の平和より脱せむが為めに再び正義の名を借りて干戈(かんくわ)を動かさしむるの時に立ち至らざるや否や...
石川啄木 「渋民村より」
...況んや父祖以來、幕府の恩遇あつきものに於てをや...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...前提として私の父祖のこと...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...山崎氏の父祖の遺徳の...
太宰治 「砂子屋」
...淡路守政秀公父祖代々の領地を被逐(おはれ)堺の津より中国へ落延(おちのび)給ひ...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...すなわちその父祖の余沢あるがゆえなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...父祖が僕を安静にしておいてくれることだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...父祖を恥じてる息子(むすこ)どもが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...父祖の敗亡を誇りとしてる「ローマ人」ら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...父祖がその酒に頭くらんだことを思い起こすだろう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すべての病気は父祖の罪悪と自己の罪悪の結果にほかならないと云う議論をした...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...湯川氏はみいりのよい父祖の職をきらって御直参(おじきさん)の株をかった...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...彼にとって父祖伝来の社会的権勢を誇ったこの邸で夕食を食べるのは初めてのことだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...岬を一つ越へた音無村に父祖の縁家先にあたる業慾な酒造業者が住んでゐて...
牧野信一 「酒盗人」
...私たちにとって親愛な父祖たちの精神史の一部を照らす鏡をなしている...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...わたくしはこれに反して前代の父祖の事蹟に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...仮に死んでしまふ自分は瑕瑾(かきん)を顧みぬとしても、父祖の名を汚し、恥を子孫に遺(のこ)してはならない...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...土地の古株だけに私立の方には父祖三代の生徒もあり...
山本笑月 「明治世相百話」
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