...父母の国を辞して遠くアメリカに渡り...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...漸く許されて父母の国に帰ったが...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...彼はかかる時父母の国を救うべき責任を一層強く感じたのでありましょう...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...東洋では必ず父母の国と称し...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...天に代りて不義を討(う)つ忠勇無双の我が兵は歓呼の声に送られて今ぞいで立つ父母の国…………続いて笹付の青竹に旗幟(はたのぼり)の幾流が続々と繰り出されて来る...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...今ぞ出で立つ父母の国勝たずば生きて還らじと誓う心の勇ましさ或は草に伏し隠れ……果てしなく軍歌は歌われていく...
正岡容 「寄席」
...而して彼の人と為りも亦容易に父母の国を離れ得るものに非りし也...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...一目でわかるように看護卒の端々までも仕込まれているのだぞ……俺達は……」「……………」「……現在……汝等の父母の国は...
夢野久作 「戦場」
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