...父君の氣に入らず...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...同じ父君を持ちながら...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...御父君右大将さまと御同様に...
太宰治 「右大臣実朝」
...確かに父君の心に響いたことが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...父君は僕たちに、金を掘る前はあの男と一緒に船乗りをしていたとか何とかつぶやいてから、僕たちを芝生に残して屋内に入ってしまった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...父君を囲みて吾等の写真を令妹が撮りたる後...
牧野信一 「淡雪」
...折好くハリーも来訪中なりしが二人はトムソンの父君の前に引き据えられて大目玉を浴せられてゐる最中なり...
牧野信一 「サフランの花」
...また可憐(かれん)な若紫の父君であることにことさら親しみを覚えて源氏はいろいろな話をしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...八月は父君の前皇太子の御忌月(おんきづき)であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父君の昔に越えて幸福な道を踏んでもそれが不当とも思えない偉さが彼(あれ)にある」と御甥(おい)をほめておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父君はお姿も見ることができなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この人たちの父君だった永井岩之丞という人は...
柳田国男 「故郷七十年」
...巴里(パリー)に隠れておられる父君ウラジミル大公……仮名ルセル伯爵の膝下(しっか)に帰って日本名を象(かたど)ったユリエ嬢と名乗り仏蘭西の舞踏と...
夢野久作 「暗黒公使」
...過ぎにし秋を父君(ちゝぎみ)におくれたまへる母君(はゝぎみ)は...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...すると、曹叡は、涙をふくんで、「いま父君が、鹿の母を射給うたのさえ、胸がいたんでいましたのに、何でその子鹿を殺せましょう」と、弓を投げ捨てて、おいおい泣き出してしまった...
吉川英治 「三国志」
...叔父君(おじぎみ)にあたるかたです...
吉川英治 「神州天馬侠」
...お父君のお祝にと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あなた様の亡父(ちち)義朝公の伯父君にあたるお方の遺子(わすれがたみ)でお在(わ)せられる」と...
吉川英治 「源頼朝」
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