...同十一時より鳴轟稍々強大と爲る...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...其等の者が續々入込んだ爲に...
石川啄木 「札幌」
...それは云ふまでも無く小室手古奈の關係が片づかぬ爲といふも知れてゐる...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...世に在りて何か爲(な)さむ...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「頌歌」
...唯交通の不便なるが爲に...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...且つ鑛業人に於ては現に粉鑛採聚器設置の準備を爲し...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...出眞珠・青玉、其山有丹、其木有※・杼・豫樟・・櫪・投・橿・烏號・楓香、其竹篠・・桃支、有薑・橘・椒・荷、不知以爲滋味、有猿・黒雉...
陳壽 「魏志倭人傳」
...限られた紙數の爲に...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...アリスタルコスはヘレネーのに非ずヘレネーの爲めに國人の嘆息と解す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...だるま人形の底に入れる鉛がない爲め...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...游説者が自己の用ひられる國の爲めに策謀を立てたのであるから...
内藤湖南 「支那目録學」
...尊大な羞恥心との所爲である...
中島敦 「山月記」
...それはたしかに私(わたし)の身(み)の爲(ため)にもなり...
樋口一葉 「この子」
...今度は女の子の爲めに第二の學校を開いてやりたいと思つてゐるのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...個人的自覺を啓發する爲の個人的形式のものを第一に擇ばれる...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...何か爲すまじき卑しきことであると考へる...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...そして行爲の立場に立つとき...
三木清 「歴史哲學」
...その爲め強い腕も疲れ切つて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
便利!手書き漢字入力検索