例文・使い方一覧でみる「爭」の意味
スポンサーリンク...職業と魂とを堪へ難い迄に爭はせることも亦痛快な一經驗たるを失はない... 
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...從つて戰爭と戀愛とを外にして全身を沒入するやうな生活はあり得ないと考へたでもあらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...長い絶間のない戰爭でしたよ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...８．以前は戰爭の功績や慘虐を誇示したものだ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...その一節に曰く「大歌舞伎は繁昌乍ら戰爭以來技藝の低下甚しく困り入候事に御坐候...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...若し再び相逢ふ機會があつたとしても相互に戰爭の熱に浮されて居た時の心持になれるだらうか...
長塚節 「開業醫」
...戰爭にならないですむかも知れないといふ推定の根據はどこにあるのだらう？ それを私は知りたかつた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...一瞬（しゆん）で片付いた爭ひが濟むと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その効用は爭ひ難いものであると私は思ふ...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「受動的抵抗の理論と實行」
...私は二匹の虎――嫉妬と絶望とを相手に死物狂（しにものぐるひ）の爭鬪をしたことであらう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...」暴力と雖もそれが階級鬪爭のなまの...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...ひとはあらゆる具體的な鬪爭を『生存のための鬪爭』といふ空語に...
三木清 「歴史哲學」
...それは爭と、煩悶と、迷との年月でした...
水野仙子 「道」
...爭議がひどい事になつているんですよ...
三好十郎 「肌の匂い」
...人間の文明史を衆我競爭の記録なりとの言はいとめでたし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...太平洋戰爭中、六十以上の老人には米その他の配給量が減らされた...
山浦貫一 「老人退場説」
...短かい時期を爭つて...
吉江喬松 「山岳美觀」
...戰爭は慘鼻だといふ...
吉川英治 「折々の記」
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