...獣の「爪牙」がとても鋭い...
...彼は「爪牙(そうが)」を削ぐために砥石を使った...
...敵の攻撃に「爪牙」を剥がされた...
...彼女は「爪牙」のような鋭いキャラクターだ...
...非常に凶暴な犬種で、その「爪牙」には十分に注意が必要だ...
...爪牙の鋭いものに対しても智力によつて容易に打ち勝つことが出来るが...
丘浅次郎 「人類の将来」
...衞府判官は其の爪牙たるに過ぎず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...「英国大使館が到頭爪牙(そうが)を現してきたのです...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...その爪牙(そうが)にかかったものも少なくなかったが...
徳田秋声 「縮図」
...文芸評論に於ても云うまでもなくこの点に変りはないのであって、文章にしても枯れた骨のあるものだが、必要な爪牙や、圭角のある面圧を欠いている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...戦って自分の爪牙(そうが)を試(ため)すことを待ち遠しがっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ある言葉は爪牙(そうが)に似...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...死肉には爪牙(そうが)を触るることなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...偶因狂疾成殊類 災患相仍不可逃今日爪牙誰敢敵 当時声跡共相高我為異物蓬茅下 君已乗気勢豪此夕渓山対明月 不成長嘯但成時に...
中島敦 「山月記」
...主人丹右衞門の爪牙を免(まぬか)れてゐるだけに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...爪牙を尖らせ他の諸獣を捍(ふせ)いで一向彼女に近づかしめず...
南方熊楠 「十二支考」
...恐れおののく飼主をその爪牙(そうが)にかく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一心不乱に爪牙(つめ)を磨(と)ぎ澄ましている二人であったのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼等虎狼(ころう)の爪牙(そうが)から免れしむることは一に新興×××××諸君の奮起力にかかっている...
夢野久作 「人間レコード」
...再び爪牙(そうが)を現わして彼らの背後から飛びかかった...
横光利一 「上海」
...魔の爪牙(そうが)から離さなかった化物刑部の素姓しらべと...
吉川英治 「大岡越前」
...爪牙(そうが)を研(と)ぎあっている...
吉川英治 「三国志」
...今にも何かの行動に出そうな爪牙(そうが)の姿勢をピクと見せた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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