...月明るく 今夜消魂(しょうこん)の客昨日紅楼爛酔人...
永井荷風 「夏の町」
...昨日(さくじつ)は紅楼に爛酔(らんすい)するの人年来多病感二前因一...
永井荷風 「夏の町」
......
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...爛酔(らんすい)した神尾主膳が...
中里介山 「大菩薩峠」
...染井の化物屋敷でどろどろにもつれ合ったあの重苦しい爛酔...
中里介山 「大菩薩峠」
...まさに前後も知らぬ泥酔状態だわい」爛酔の客が...
中里介山 「大菩薩峠」
...その声を聞き咎(とが)めたらしい爛酔の客が...
中里介山 「大菩薩峠」
...知ってそうしてワザとこだわるのか、知らずして無心に発する囈語の連続、とにかく、イヤな相手である、振り切って退散するに如(し)かずと、村正氏は兵をまとめにかかると、爛酔の客は、すさまじい笑いを発しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかに爛酔の客といえども...
中里介山 「大菩薩峠」
...爛酔の気分は充分だから...
中里介山 「大菩薩峠」
...すっかり忘れられていたさいぜんの蒼白(あおじろ)い爛酔の客...
中里介山 「大菩薩峠」
...以前の長身白顔の爛酔客が...
中里介山 「大菩薩峠」
...闇にひとりぽっちの爛酔(らんすい)の客...
中里介山 「大菩薩峠」
...立ちどまった前の爛酔の客が...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は爛酔(らんすい)の真最中(まっさいちゅう)にふと自分の位置に気が付くのです...
夏目漱石 「こころ」
...酒もやがて爛酔に入った頃...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しだいに昂る爛酔となれば...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...春浪氏等のやうな酒ばかり飲んでゐる爛酔派と...
吉井勇 「青春回顧」
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