...ただ「爛柯亭」の三字を読んだだけであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...燦爛と輝く露ぞ降り來る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...又パトロクロスの屍體の腐爛を防止す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...絢爛ではあるが空疎な作品が生れてくる...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...人を悩殺せしむる爛熟した肉体の片影が見えていた...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...染井の化物屋敷でどろどろにもつれ合ったあの重苦しい爛酔...
中里介山 「大菩薩峠」
...ところがこの爛漫が度を越すと...
夏目漱石 「三四郎」
...表に文化の花のほこらしげに爛漫とさきにぎわえば...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...江戸末期的な絢爛たる愚作が多かったことは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...斯くの如き光線は人身をして糜爛せしめ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...焼け爛れた奈落の底に...
原民喜 「鎮魂歌」
...梅八は江戸文化の爛熟(らんじゅく)末期から衰退期にかけて...
山本周五郎 「新潮記」
...絢爛無双な時間が今自分の周囲で渦巻きを起しているのだと思った...
横光利一 「旅愁」
...お蝶の絢爛(けんらん)も日本左衛門の姿も...
吉川英治 「江戸三国志」
...射てもは燦爛として...
吉川英治 「三国志」
...爛々(らんらん)と眼を光らしている忠実なる護衛者の典韋は...
吉川英治 「三国志」
...このとき一倍の絢爛(けんらん)を咲かせた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...もっと稚気があり天真爛漫だったというなら...
吉川英治 「随筆 新平家」
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