...かの傳奇の老大家は歴史の上に燦爛たる紫雲を曳き...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...最っと油濃く執拗く腸の底までアルコールに爛らして腹の中から火が燃え立つまでになり得ない...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...灼爛(しゃくらん)と落日に燃え...
太宰治 「竹青」
...黄褐色の脂で爛(ただ)れてしまった――指の爪は...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...以前の長身白顔の爛酔客が...
中里介山 「大菩薩峠」
...二三日(にち)過(す)ぎて與吉(よきち)の火傷(やけど)は水疱(すゐはう)が破(やぶ)れて死(し)んだ皮膚(ひふ)の下(した)が少(すこ)し糜爛(びらん)し掛(か)けた...
長塚節 「土」
...行灯の灯に燦爛(さんらん)と光るのですから...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...燦爛と降りそゝぐ歳月の光が...
林芙美子 「旅人」
...絢爛な多彩な柳桜(やなぎさくら)をこき交ぜたような立派やかな扮り...
正岡容 「小説 圓朝」
...この痴情に心魂を爛(ただ)らしてしまった年増おんなの前が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...かれの靡爛(びらん)しつくしたような心をどれだけ強くゆすぶったか不明(わか)らなかった...
室生犀星 「幻影の都市」
...こうして爛熟期が糜爛期に入って行く...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...爛れた処は茶褐色...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...入日の雲が真紅に紫にあるいは黄色に燃えて燦爛(さんらん)の美を尽すのも今だ...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...そして爛漫と花を咲かして行く...
吉川英治 「折々の記」
...爛熟期の餘りに老成に墮しすぎた昨日までの批評態度で...
吉川英治 「折々の記」
...二絢爛たる軍容粛々とあたりを払って...
吉川英治 「三国志」
...宋朝(そうちょう)腐爛(ふらん)の悪世相が...
吉川英治 「新・水滸伝」
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