...既(すで)に一燼(じん)の薪となるべきを...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...余燼(よじん)の煙(けぶ)る焼け跡から...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...殆ど全村を焼き尽したその灰燼(くわいじん)の中に半(なかば)焼けた少女(をとめ)の死屍を発見した事で...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...已に半世紀近き以前一種の政治的革命が東叡山(とうえいざん)の大伽藍(だいがらん)を灰燼(かいじん)となしてしまった...
永井荷風 「霊廟」
...要するに余燼(よじん)に過ぎません...
中里介山 「大菩薩峠」
...仏像経巻も挙げて灰燼(かいじん)に帰するの日がなしと誰が断言する――不破の関守氏は仮りにその時を予想しているのである...
中里介山 「大菩薩峠」
...最早命の餘燼(よじん)も殘つてゐさうもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...灰燼(かいじん)に帰した広島の家のありさまは...
原民喜 「廃墟から」
......
三島霜川 「解剖室」
...たちまち灰燼となりぬ...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...弟敦恒(とんこう)が其燼餘(じんよ)を拾つて二卷を爲した...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...東京が灰燼(かいじん)になったと見ると...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...社屋は灰燼になつてしまつた...
吉川英治 「折々の記」
...城頭の余燼まだ煙る空に...
吉川英治 「三国志」
...孫堅は、馬をとばして、まず先に市中の巡回を開始し、惨たる灰燼に、そぞろ涙を催したが、熱風の裡(うち)から声を励まして、「火を消せ...
吉川英治 「三国志」
...坂本城の余燼(よじん)は消え...
吉川英治 「新書太閤記」
...余燼(ほとぼり)をさましているのだろう...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...そろそろ燼(おき)になりますですよ』と催促する始末だった...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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