...当時太陽は既に消燼していてもそれにかかわらず...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...寺も神輿も灰燼に歸し...
石川三四郎 「浪」
...スチュヂオやアート・ヂャーナルの増刊やマイステル・デア・ファーベや其他各種の美術書は凡そ一千部以上も焼燼した...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...廿余町悉く灰燼と為る...
太宰治 「右大臣実朝」
...余燼(よじん)ばくはつして...
太宰治 「もの思う葦」
...余燼(よじん)の煙(けぶ)る焼け跡から...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...荒凉たる周囲の灰燼と...
豊島与志雄 「バラック居住者への言葉」
...フェニックスのごとく灰燼の上に新しき装いをもって立ちあがりはじめた...
中井正一 「絵画の不安」
...灰燼に帰したのである...
永井隆 「長崎の鐘」
...最早生命の余燼(ほとぼり)も残ってはいません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...灰燼に帰した広島の家のありさまは...
原民喜 「廃墟から」
...明るい餘燼(よじん)を見つめながら...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...由緒ある邸宅を灰燼(かいじん)に帰してやれ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...まだ真っ赤な余燼として燃え残っている...
牧逸馬 「土から手が」
...しかし燼余の五百部は世間の誅求(ちゅうきゅう)が急なので...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...不幸戦災に会って灰燼に帰してしまった...
柳宗悦 「四十年の回想」
...今なお山上の七堂(どう)伽藍(がらん)も中堂も山王二十一社も当年の灰燼(かいじん)を積んで...
吉川英治 「新書太閤記」
...洛内の余燼(よじん)もいぶっておりましょう...
吉川英治 「源頼朝」
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