...『燕石十種(えんせきじっしゅ)』(六十冊)――これは達磨屋吾一が江戸橋の古本屋で写生して...
淡島寒月 「明治十年前後」
...その翌日からわたしは早速新曲の資材となるべき事蹟(じせき)を求めたいと例の『燕石十種(えんせきじっしゅ)』を始めとして国書刊行会飜刻本(ほんこくぼん)の中に蒐集(しゅうしゅう)された旧記随筆をあさり初めた...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...ここにはその燕石雑志もない...
中里介山 「大菩薩峠」
...讃岐琴平(さぬきことひら)の日柳燕石(くさなぎえんせき)(これは思想家で博徒の親分だった)...
服部之総 「志士と経済」
...馬琴の燕石襍志と云ふのを出して見せてくれた...
林芙美子 「子供たち」
...『燕石雑志』に、日向の大蚯蚓(みみず)空中を飛び行くとあるは、これを擬倣したのか...
南方熊楠 「十二支考」
...余未刊の著『燕石考』に詳述したが...
南方熊楠 「十二支考」
...燕石十襲(じっしゅう)でこの神主の所行笑うに堪えたり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...何曾燕石混※珠...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...さようの号もあったかと心得まするが」「日柳燕石は無頼か」頼胤はそ知らぬ顔で云った...
山本周五郎 「新潮記」
...「なるほど長次郎は燕石などという号をもって詩文を作り...
山本周五郎 「新潮記」
...その後も遊侠の徒日柳燕石を近づけたり...
山本周五郎 「新潮記」
...かの日柳燕石(くさなぎえんせき)が...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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