...然れども野人礼に嫻(なら)はず...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...艶麗嫻雅の和語を摸さず...
宇田川文海 「松の操美人の生埋」
...嫻(しとや)かな落着いた女で...
徳田秋声 「あらくれ」
...絵羽の羽織を着て嫻(しと)やかに入って来た...
徳田秋声 「仮装人物」
...逢ってみると挨拶(あいさつ)が嫻(しと)やかなので...
徳田秋声 「縮図」
...挙動は嫻(しと)やかで...
徳田秋声 「縮図」
...嫻やかな品の好い年増であつたが...
徳田秋聲 「佗しい放浪の旅」
...才を愛し士を好むは相似たり辭令に嫻ひ談論に長ずるは相似たり莊重にして貴族的姿致あるは相似たり博覽多識にして思想富贍なるは亦相似たり然れども同中固より異質なくむばあらじ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の外交的辭令に嫻へる故とを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...才を愛し士を好むは相似たり辞令に嫻ひ談論に長ずるは相似たり荘重にして貴族的姿致あるは相似たり博覧多識にして思想富贍なるは亦相似たり然れども同中固より異質なくむばあらじ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の外交的辞令に嫻へる故とを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...礼に嫻(なら)わぬ男...
中里介山 「大菩薩峠」
...宮廷の礼に嫻(なら)わぬ変物(へんぶつ)の事だから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「公圭書法嫻雅(こうけいしよはふはかんが)...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...歴史上幾多の事蹟を留(とゞ)めた旧い街丈(だけ)あつて一体に嫻雅(かんが)の趣(おもむき)に満ちた物静(ものしづか)な土地である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...私に取つて会話の際に甚だ嫻雅(かんが)であると想像せられるあなたの国語を解しないと云ふ事は甚だ遺憾に存じます...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
便利!手書き漢字入力検索