...寺院で燈明を灯す...
...祖先の位牌の前に燈明を立てる...
...祭りのときに燈明を提げる...
...昔話で蛇に化けた燈明を持った人物が出てくる...
...燈明に火をともす...
...常燈明(じやうとうみやう)を上げたり...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...燈明(とうみよう)くらがりに金色(こんじき)の星ときらめき...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...油の乏しくなった燈明がジイジイいうかすかな音を立てて...
徳田秋声 「新世帯」
...燈明の下に立つ...
中勘助 「島守」
...佛壇にも青笹だの鬼灯だのが飾つてあつて燈明がともつて居る...
長塚節 「旅の日記」
...燈明(とうみやう)供物(くもつ)を並べ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一人づつ立つて見ろ」夥(おびたゞ)しい燈明の前に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お経中にお燈明が消えてしまったのじゃ...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...かすかなお燈明の光に厳かに照らされてあるのを見た...
室生犀星 「幼年時代」
...仏壇には燈明がともり...
山本周五郎 「季節のない街」
...仏壇をひらいて燈明をあげ香をいた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...燈明をあげているところだった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...城内、城外の百姓町人は、老いも若きも、男も女も祭日のように、酒の瓶を開き、餅を作り軒(のき)に彩聯(さいれん)を貼り、神に燈明を灯し、往来へ出て、夜も昼も舞い謡(うた)った...
吉川英治 「三国志」
...はや菩提寺(ぼだいじ)からは、法事の諸道具、仏器一切が運び込まれていたから、石秀(せきしゅう)は寺男とともに、祭壇をくみたて、仏像、燈明、御器(ごき)、鉦(かね)、太鼓、磬(けい)、香華(こうげ)などをかざりたてたり、また台所のお斎(とき)の支度まで手伝って、頻りに、てんてこ舞っていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...微(かす)かに燈明のまたたきが...
吉川英治 「源頼朝」
...「子安堂のそばの燈明番(とうみょうばん)に聞いたら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...毎朝私は御燈明を上げながら...
若山牧水 「山寺」
...御燈明(おとうみょう)の光に斜め下から照らされた香薬師像は実際何とも言えぬほど結構なものである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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