...馬車が雲のような砂埃(すなぼこり)を立て燃殻(もえがら)のような臭いをさせながら丘を滑り下っている時...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...うまい具合に燃殻(もえがら)が乗っかった...
夏目漱石 「野分」
...石炭の燃殻(もえがら)のような主人を逆上させるのも...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...炉の中の紙屑は消えて黒い燃殻(もえがら)になり...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...洗面所にマッチの燃殻が一本あり...
久生十蘭 「魔都」
...この時の歌には 櫨紅葉燃殻のごと残りたる上に富士ある磯山の台 三方に涙の溜る海を見て伊豆の網代の松山に立つ 故なくば見もさびしまじ下の多賀和田木の道の水神の橋 などが数へられる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...この燃殻(もえかす)の紙は脅迫状の紙と同質なんだ...
山下利三郎 「誘拐者」
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