...燃えはじめてから燃え尽きるまで...
太宰治 「薄明」
...燃え尽きるだろう」「えッ!」豹のような水夫は...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...燃え尽きる時を待つの態度に出づるほかはありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...生命(いのち)の灯(ともし)が次第に燃え尽きるのがわかると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...〈愛されることは燃え尽きることだ...
久生十蘭 「だいこん」
...再び燃え尽きる榾柮の上へ新らしく枯枝を盛り上げた...
横光利一 「日輪」
...それは燃え尽きる最後の透明な焔の美しさだったが...
横光利一 「旅愁」
...燃え尽きると、すぐあとの附木(つけぎ)へまた火を移して、そこらを照らして見ますに、やはり金吾の察しにたがわず、そこは何処の城にも必ずあるべきはずの間道で、殊に、開鑿者(かいさくしゃ)の名とおぼしく、岩壁面の一端に、こういう文字が彫られてあるのを見出しました...
吉川英治 「江戸三国志」
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