...『燃えない、また燃え切ってしまった物質、たとえば灰のようなものが表面に堆積し、最後にはまた空気が欠乏するために太陽には最後の日がくる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...また空気がなければ火の燃えないことをも実験で確かめました...
石原純 「ロバート・ボイル」
...しかし月世界には空気がないから隕石は燃えない...
海野十三 「三十年後の世界」
...帽子のフェルトは容易に燃えないで...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...井戸だけはありがたいことに燃えないものだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...火の燃えないわけはない...
太宰治 「お伽草紙」
...どうしても卵は燃えないので...
太宰治 「斜陽」
...できるだけのろく燃えるという事と、燃えない、すなわち消火するという事とは本質的にちがうのである...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...」「だって燃えないじゃないか...
豊島与志雄 「塩花」
...彼のうちに燃えないとすれば...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...容易に燃えないのを...
豊島与志雄 「ものの影」
...復讐(ふくしゅう)の欲望が火と燃えないわけには行きません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...燃えない炉火がその原因だとは思っていない...
本庄陸男 「石狩川」
...石の塀は燃えないからね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...提灯が燃えないで好かつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたしの怒りは燃えない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...鬼火すら燃えない風雨の晩でも...
吉川英治 「私本太平記」
...燃えない薪(まき)に焦(じ)れて...
吉川英治 「新書太閤記」
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