...雪は落葉松の葉がまだ黄金色に燃えている頃から...
石川欣一 「山を思う」
...青江の服の燃えている一番上のところにかけました...
海野十三 「怪塔王」
...ほんとうに五色の焔が燃えているようでございますわね...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...炎々と燃えている...
太宰治 「新樹の言葉」
...一方の隅に石炭が赤く燃えているストーヴがある...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...さながら燃えているようだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...生きる望みに燃えている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...篝火(かがりび)の燃えている下へ...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...図巻に向って燃えているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...部屋の明かりがまだ燃えている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...両眼に悪魔の黒い炎がメラメラ燃えている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...それがああして空に火が燃えているような錯覚を起して見えるのですと...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...3920靄(もや)や霧の中から火の燃えている所もある...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...おまけに寝台(ベッド)の横でトロトロ燃えているペーチカの明(あか)りでよく見ると...
夢野久作 「支那米の袋」
...ぴたりと話は停り炉の火ばかりめらめら燃えている...
横光利一 「夜の靴」
...らんらんとそのなかに胸中の炬火(きょか)が燃えているのを劉備は認めた...
吉川英治 「三国志」
...十手の先ッぽで天下を沸(わ)かせるような功名心に燃えている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...たまたま自分という対象に燃えているだけなのではないか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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