...大きな竈(かまど)の下に燃えているのを見た...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...どのくらい情熱に燃えているかはたいてい想像出来るような気がした...
芥川龍之介 「春」
...あの無頓着(むとんじゃく)そうな肩のゆすりの陰にすさまじい desire の火が激しく燃えているはずである...
有島武郎 「或る女」
...火のように燃えている星なら...
海野十三 「怪星ガン」
...消えた蝋燭に光を足せば燃えている蝋燭となる...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...馬車ランプの燃えているのと...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...思想が希望に燃えている時や(ギリシアの自然哲学)...
戸坂潤 「辞典」
...彼女は彼を燃えている蝋燭(ろうそく)のようにうちながめ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...未来の管を覗くたびに博士の二字が金色(こんじき)に燃えている...
夏目漱石 「虞美人草」
...全く燃えている様だ...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...中に燃えているランプの芯が入れられた...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...情慾の底に燃えているヒューマニチイだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それは彼の芸術家的愛我心――消しがたく胸底に燃えている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...ルビーよりも赤くすきとおりリチウムよりもうつくしく酔(よ)ったようになってその火は燃えているのでした...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...ファウストあの遠い所に火が燃えているなあ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...参吉の心の中にはいまでもあのときの火が燃えている...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...なだれ下った夏菊の懸崖が焔(ほのお)の色で燃えている...
横光利一 「夜の靴」
...陽なたへ伸びようとする夢に燃えている...
吉川英治 「源頼朝」
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