...彼女は寒さに顫(ふる)える手を燃えさかる焔にかざした...
モオパッサン 秋田滋訳 「初雪」
...燃えさかる火を顔にうけた時には...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...暖炉に燃えさかる火の中をじっと見つめていたが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...私達は薪ストーブの燃えさかる座敷で噴火湾で獲れた鰯を肴に...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...じっと息を詰めるようにして燃えさかる薪(まき)を見守っていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...火照(ほて)った顔を燃えさかる炎の方へうつむけてそッと眼の縁の涙を拭(ぬぐ)った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...雨ふらしめと燃えさかるどこにも水がない枯田汗してはたらくまいにちはだかでてふちよやとんぼや炎天のレールまつすぐもらうてもどる水がこぼれるすずしくも鉦たたきよ鉦をたたいてどこにゐる月のあかるさ旅のめをとのさざめごと鳥とほくとほく雲に入るゆくへ見おくるけふの暑さはたばこやにたばこがない月は澄みわたり刑務所のまうへ九月...
種田山頭火 「草木塔」
...ますます燃えさかるのみでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...そうして炎々と燃えさかる情火に煽(あお)られて...
中里介山 「大菩薩峠」
...またはずみよく燃えさかるのである...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ燃えさかる火を...
野村胡堂 「十字架観音」
...紛(まぎ)れもなく燃えさかる猛火です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...火の中に人が居るやうですが」三吉は燃えさかる猛火の中を指すのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして燃えさかる事によって...
三好十郎 「恐怖の季節」
...冬の夜には書斎の燃えさかる煖炉の前で...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...燃えさかる草の火を蹴って進んできた...
吉川英治 「三国志」
...燃えさかる町屋の煙のため...
吉川英治 「新書太閤記」
...……燃々と燃えさかる炎は...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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