...手ん手に燃えさかる松明(まつ)を執つて...
芥川龍之介 「地獄變」
...目もはなたず燃えさかる家を眺めて居る...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...燃えさかるストーブの火と博士の弁舌にすっかり汗をかいてしまった儀作は...
犬田卯 「荒蕪地」
...火は燃えさかる一方です...
海野十三 「怪塔王」
...燃えさかる山頂を恐怖の面持で見守っていた...
海野十三 「地球発狂事件」
...暖炉に燃えさかる火の中をじっと見つめていたが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...燃えさかる情熱にいても立ってもおられず...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...炎々として燃えさかる猛火をかけて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...竜之助は心頭に燃えさかる火を消さんがために...
中里介山 「大菩薩峠」
...盛んに燃えさかる火の手が...
中里介山 「大菩薩峠」
...青火が燃えさかるという話...
中里介山 「大菩薩峠」
...一七二〇年三十五歳の働き盛りの血潮が燃えさかると...
野村胡堂 「楽聖物語」
...青春の燃えさかるのは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...手のつけようのないほど燃えさかるのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...眼の前に燃えさかる炎を指さしてそっと掌を合せるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...案外烈々と燃えさかる嫉妬(しつと)の焔(ほむら)があるやも知れず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼女の性質は燃えさかる火である...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...……時を得て燃えさかる勢いは...
山本周五郎 「山彦乙女」
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