...いづれも蘆花自身の平和思想の徹底から派生する外廓現象でありました...
石川三四郎 「浪」
...蘆(あし)の刈根(かりね)のうたかたに...
泉鏡太郎 「一席話」
...蘆荻、洲に根本まであらはして、枯れながら立てるに、『故壘蕭條蘆荻秋』の句が、場所がら、切に感ぜられぬ...
大町桂月 「國府臺」
...曰く逆杉、曰く一夜竹、曰く冬蓼、曰く冬桃、曰く夫婦鳥、曰く片葉ノ蘆、曰く精進川、これ鹽原の所謂七不思議なり』と説明す...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...あたりの末枯の蘆にうち映えて艶めかしく見える...
高濱虚子 「古江」
...蘆湖(あしのこ)から流れているのに違いないと思い...
田中英光 「箱根の山」
...思い出の深い蘆屋の里がどんな風に荒らされてしまったのか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...光代が又蘆屋へ使いに来た...
谷崎潤一郎 「細雪」
...羞渋(はにか)んで逃げて行くか知らん?………蘆屋の時代に...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...比叡の峰つゞきの裾山が比良岳の方に向つて走つてゐる山麓の村里を過ぎ插秧(さふあう)のをはつたばかりの水田や青蘆の生ひ茂つた汀つたひの街道を走つていつた...
近松秋江 「湖光島影」
......
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...清にして且つ悲なる蘆管(ろかん)を取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...一かたまりになつた蘆(あし)と菖蒲(しやうぶ)とそこから出てゐる蓮の花の冠をつけた水の女神の頭...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...人間は「考える蘆」であるというパスカルの言葉は...
三木清 「哲学入門」
...そして自分でさらに『青山白雲』とか『青蘆集』とかを求めて...
三木清 「読書遍歴」
...そして当時一年ほどの間はほとんどただ蘆花だけを繰り返して読んでいたという事情によるところが多い...
三木清 「読書遍歴」
...蘆の葉で巻いて蒸してある...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...久しく大小幾つかの中洲が出来て楊柳や蘆荻の生へた島を成し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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