...魚を贈る時にはすべて熨斗(紙を一種異様な形にたたみ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...熨斗(のし)をつけて...
海野十三 「空襲葬送曲」
...先ず三宝に熨斗(のし)を載せて出して...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...豆菊は熨斗代りなるそば粉哉...
小穴隆一 「二つの繪」
...例の熨斗袋(のしぶくろ)を懐(ふところ)から出したのである...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...あとでその熨斗袋の内容を調べてみたら...
太宰治 「帰去来」
...熨斗餅(のしもち)が隅(すみ)の方におかれたり...
徳田秋声 「あらくれ」
...五分間で火熨斗(ひのし)をした様に奇麗に乾く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...上着が空色の熨斗目(のしめ)で日暮方という代物(しろもの)...
中里介山 「大菩薩峠」
...火熨に逡巡(ためら)っていた糸子は...
夏目漱石 「虞美人草」
...つまり姉が要(い)らざる義理立(ぎりだて)をするのと同じ事なのかしら」自分の関係した事じゃないといった風に熨斗(ひのし)を動かしていた細君は...
夏目漱石 「道草」
...熨斗(のし)葉の...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...生地だつてまるきり湯熨がしてないんだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...それを包んで大水引をかけて大熨斗をつけてくれ」番頭も妙な注文かなと思いつつその通りに造りて客に渡しぬ...
村井弦斎 「食道楽」
...熨鮑(のしあわび)のごときは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...田舎臭い熨斗紙(のしがみ)が一枚ずつ貼り付けて在(あ)る切りであった...
夢野久作 「少女地獄」
...いつのまにか熨斗幕(のしまく)のかげにたたずんだ者は...
吉川英治 「江戸三国志」
...頭のてっぺんから足の先まで熨斗を当て直し...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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