...必ず熨斗(のし)がつけられる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...紐の下に熨斗(のし)をはさんだ物とを...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...魚を贈る時にはすべて熨斗(紙を一種異様な形にたたみ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...隣家の富田洋服店の三階の火熨斗場(ひのしば)から発火して...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...例の熨斗袋(のしぶくろ)を懐(ふところ)から出したのである...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...むっちり肉づいた手に皺(しわ)を熨(の)した...
徳田秋声 「足迹」
...縫目を熨(の)すためにアイロンを使いはじめた...
徳田秋声 「あらくれ」
...それなりに綺麗に縫(と)じ合わされたり熨(の)されたりして行くとしか思えなかった...
徳田秋声 「爛」
...火熨に逡巡(ためら)っていた糸子は...
夏目漱石 「虞美人草」
...つまり姉が要(い)らざる義理立(ぎりだて)をするのと同じ事なのかしら」自分の関係した事じゃないといった風に熨斗(ひのし)を動かしていた細君は...
夏目漱石 「道草」
...膝(ひざ)の上に載(の)せた紅絹(もみ)の片(きれ)へ軽い火熨斗(ひのし)を当てていた...
夏目漱石 「明暗」
...熨斗(のし)を附けてくれてやるが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...」鏡台わきの手拭かけにあった白地に市川という字が手拭一ぱいの熨斗(のし)の模様になって...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...大奉書に大水引のかかりたるを取出(とりだ)したるが大熨斗(おおのし)の先の斜めに折れたるを手にて撫(な)で展(の)ばし「お登和さん失礼ですけれども」と勿体(もったい)らしく差出たり...
村井弦斎 「食道楽」
...半襟位をあんな大きな奉書へ包んで頭(ず)なしの水引や熨斗(のし)をつけたのは茶番めいています...
村井弦斎 「食道楽」
...兵部と甲斐とは熨斗目麻裃(のしめあさがみしも)に着替えた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...いつのまにか熨斗幕(のしまく)のかげにたたずんだ者は...
吉川英治 「江戸三国志」
...この城の熨斗(のし)がわりに添えてただ今進上申すであろう...
吉川英治 「篝火の女」
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