...最初は緑色であるが熟すると明るいオレンジ赤色になる...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...真贋(しんがん)の見わけに熟する為には「ほんもの」ばかりを見なければならぬ...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...ナポレオンは一部をもって前線を救援せしめたがなお主力は参加せしめず戦機の熟するを待った...
石原莞爾 「戦争史大観」
...いつのまにかふつくりと黄熟する...
薄田泣菫 「独楽園」
...その美はそのときになってはじめて円熟するかのごとくである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...暖かいために果実がよく熟するのである...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...口に熟す秋州一首の文...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...漸次準備の熟するを待つて理...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...趙の書は熟するによつて秀色を得て居る...
内藤湖南 「北派の書論」
...赤い実が熟する頃は帰って来るのだろう...
林芙美子 「清貧の書」
...この花穎と※穎とは果実すなわち穀粒の成熟するまでこれを保護し...
牧野富太郎 「植物記」
...以前榕実熟する時...
南方熊楠 「十二支考」
...機の熟するのを待った...
柳宗悦 「四十年の回想」
...自然の甘く熟する柿の方はネレ柿というそうである...
柳田國男 「食料名彙」
...麦の熟する前に来てヒュヒュヒュカチカチカチと啼くと説明している...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...熟すべきものが彼の内部において熟し始めたんだろう...
山本周五郎 「陽気な客」
...「機運すでに熟す...
吉川英治 「三国志」
...機は熟す」となして...
吉川英治 「三国志」
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