...それから丈(たけ)の高い熊笹(くまざさ)に...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...漸く対岸を蔽つてゐる熊笹の中へ辿り着いた...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...すると熊笹の中から...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...雪から起き上った熊笹と流れに泳ぐイワナを見た時に再び春にあった心地がした...
板倉勝宣 「春の槍から帰って」
...熊笹は水の中までつかっている...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...世の中は熊笹の音ばかりになってしまう...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...そこで熊笹の中にうつ伏したまま...
海野十三 「少年探偵長」
...河向いから池までの熊笹を切開いた路はぐしょぐしょに水浸しになって歩きにくかった...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...池の縁(ふち)には熊笹(くまざさ)が多い...
夏目漱石 「草枕」
...足元は熊笹と白樺の若木で...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...楽しみだの」熊笹を...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...熊笹の沼山峠の近傍より大江川尾瀬沼の附近...
平野長蔵 「尾瀬沼の四季」
...私たちは無言のまま再び熊笹の中へ身を横たえた...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...地は熊笹に占有されて...
本庄陸男 「石狩川」
...熊笹の中にはいつの間にかゝら微かな一筋の径がなつてゐた...
牧野信一 「籔のほとり」
...このなかの熊笹をかりとって...
村山俊太郎 「子どもの世界」
...熊笹が次第に深く茂つて來た...
吉江喬松 「山岳美觀」
...ゴロゴロと熊笹(くまざさ)の崖(がけ)をころがってきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
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