...畑仕事に必要な熊手を新しく買った...
...熊手で草むしりをしていると、腰が痛くなってしまった...
...熊手の柄が折れてしまったので、修理に出した...
...熊手があるので、自宅の小さな畑で野菜を育てている...
...熊手を使って畑を耕すのは大変だけど、気持ちがいい...
...箒に似た熊手(レーク)が出来る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...熊手(くまで)の様に肉深く喰入っていた...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...お婿(むこ)さんを早く貰いたい娘さんは入船と……」以前はお酉さまの熊手は水商売客商売の人々しか買わないものらしかったが...
高見順 「如何なる星の下に」
...熊手には宝船、的矢、玉茎、金箱、米俵、お多福面、戎大黒(えびすだいこく)などが飾り付けてあるが、これが千差万別で、どれが出船でどれが入船か見たところではさっぱりわからない...
高見順 「如何なる星の下に」
...尺などという寸法は熊手の曲った竹一本の長さできまる...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...鉄(くろがね)の熊手で骨と肉とを掻きむしられながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...獨り國道を辿る木曾川のすぎにし舟を追ひがてに松の落葉を踏みつゝぞ來し木曾川の沿岸をゆく鱗なす秋の白雲棚引きて犬山の城松の上に見ゆ各務が原淺茅生の各務(かゞみ)が原は群れて刈る秣千草眞熊手に掻く十五日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...巨大な熊手でかき下ろした風な創痕を刻んで...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...熊手(くまで)をふりあげて...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...不毛の境(きょう)を巨人の熊手(くまで)が疾風の速度で通るごとくに往来する...
夏目漱石 「草枕」
...お光の戀敵のお絹を殺す氣になつたのだよ――藁細工の熊手を使ふことを思ひついたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大きな雜穀屋の裏、土藏の後ろへかけた庇の中が、順八の仕事場で、藁(わら)が一杯積んであり、熊手や藁打臺や、草鞋作りの小道具が、筵(むしろ)の上に整然と置かれてあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...熊手にも及ばなかつたわけで――」八五郎の指さしたところを見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...のめのめと金方(バンキエ)の熊手(ラットオ)にさらわれていってしまった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...熊手でもつてその神樣を撲り殺した夢を見たと云ふものすら出てきた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...しかし大鷲大明神なかなか慾ばって居るからこれくらいの熊手を買うてもろうた義理に少しは掻(か)き込んでやるかもしれない...
正岡子規 「熊手と提灯」
...3975熊手が衝(つ)っ衝(つ)く...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...鋤(すき)と熊手(くまで)を持って来なけりゃ……」兄貴のフェリックスは...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
便利!手書き漢字入力検索