...ようやく終熄の一歩手前でとり止めることができた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...何時頃如何なる形で終熄するかと云ふ樣なことを正確またはそれに近い程度に洞察し得る道理が無い...
橘樸 「支那を識るの途」
...暗黒悲愁だつたわが青春と共に回想して熄まないことだらう...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...『もしこの危機にアメリカ戦争が終熄しなかったならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ついに排外にまで膨脹して終熄したが...
横光利一 「静安寺の碑文」
...「甲軍大勝利」を謳歌(おうか)して熄(や)まず...
吉川英治 「上杉謙信」
...与右衛門の熱心は熄(や)まなかった...
吉川英治 「鬼」
...もう終熄して來たのである...
吉川英治 「折々の記」
...道を求めて熄(や)まないものだけが胸を占めていた...
吉川英治 「剣の四君子」
...人にこそ云わないが彼の胸中にはたえず亡き兄の静山に対する恋々な慕情が熄(や)むべくもなかった...
吉川英治 「剣の四君子」
...この業(ごう)は熄(や)まないかもしれないのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...終熄(しゅうそく)の報が到り...
吉川英治 「私本太平記」
...突き投げ突き伏せて熄(や)まざるかのような大演技を演じて見せたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...なお浮き足の熄(や)まないのもむりはなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...熄(や)んだとおもうと直ちに次の戦争へ準備する...
吉川英治 「新書太閤記」
...文炳の奸怨(かんえん)を憎む一党の憤怒は熄(や)まず...
吉川英治 「新・水滸伝」
...もう終熄(しゅうそく)して来たのである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...――戦(いくさ)が熄(や)んで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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