...この雨はまもなく熄(や)んだ...
海野十三 「人間灰」
...地球外よりの侵寇(しんこう)がこの天災のために終熄したことだ...
海野十三 「予報省告示」
...人命終熄(しゅうそく)の一歩手前でうろうろしているばかりなり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...この取引が終熄(しゅうそく)する暁には...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...『もしこの危機にアメリカ戦争が終熄しなかったならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...又は逆に戰爭の原因を終熄せしめるかの重大段階に到達したのであるが...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...「プラーゲ旋風終熄」が伝えられたため...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...与右衛門の熱心は熄(や)まなかった...
吉川英治 「鬼」
...それが熄(や)むと魂魄肉体(こんぱくにくたい)を抜けうせた如く昏々果てしもない麻酔の沼へ陥ち込んでいった様子...
吉川英治 「剣難女難」
...ようやく熄(や)んだ...
吉川英治 「三国志」
...風は熄(や)んで地は和(なご)やかな光に盈(み)ち...
吉川英治 「三国志」
...赤坂は一おう終熄(しゅうそく)したものの...
吉川英治 「私本太平記」
...その狙撃(そげき)はすぐ熄(や)んだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...なお浮き足の熄(や)まないのもむりはなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...たちまち熄(や)み...
吉川英治 「新・水滸伝」
...平治の大乱も終熄して...
吉川英治 「随筆 新平家」
...しいんと熄(や)んでしまった...
吉川英治 「日本名婦伝」
...「討ちもらすな」「ひとりも城戸の内へ生かして帰すな」急追して熄(や)まない源氏の人々は口々にそう云い合った...
吉川英治 「源頼朝」
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