...浅草諏訪町の河岸にて木造の外だけを飾りに煉瓦(れんが)に積みしなれば...
饗庭篁村 「良夜」
...古き煉瓦造りの玄関をはいれば...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...幾千幾万という煉瓦が...
海野十三 「海底大陸」
...杜はその煉瓦をひったくるようにして取った...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...焚き口のあたりの煉瓦と煉瓦との空間は池の岸の石でふさぎ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...又煉瓦(れんが)を掘りかえして工事をはじめるよりも...
高浜虚子 「丸の内」
...料理場の跡らしい煉瓦(れんが)の竈(かまど)の崩れたのもそのままになっていた...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...「赤煉瓦」二号は...
徳永直 「工場新聞」
...『赤煉瓦』をふやし...
徳永直 「工場新聞」
...石と煉瓦(れんが)とで半々にできている三つの壁が屏風(びょうぶ)の袖(そで)のように折り曲がって四角な櫓(やぐら)のような形をして...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...百弗猫の小母(をば)さん木兎(みみづく)さん百弗(どる)貸すから家建てろ石で たたんだ家建てろ煉瓦で たたんだ家建てろ猫の小母さん木兎さん小猫(たま)にも百弗金貸した百畳 畳が出来て来るどんどん踏んでも踏みきれぬ朝晩踏んでも踏みきれぬ...
野口雨情 「十五夜お月さん」
...赤煉瓦(あかれんぐわ)の王城のあたりでは...
林芙美子 「浮雲」
...くずれかかった煉瓦(れんが)の肥溜(こえだめ)のとこへあつまりました...
宮沢賢治 「イーハトーボ農学校の春」
...「煉瓦女工」の評は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...赤い煉瓦の院長様よと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...煉白粉(ねりおしろい)をとりだすとマリの鼻を厚化粧してしまった...
吉行エイスケ 「スポールティフな娼婦」
...煉(ね)り餌をやると...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...その向こうに高く聳(そび)えている四連隊の煉瓦建てが崩れていないことなどから...
和辻哲郎 「地異印象記」
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