...又焼打の騒ぎあり...
石井研堂 「東京市騒擾中の釣」
...江戸市街を焼打(やきうち)にすべし云々(うんぬん)とて...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...五十子(いさらこ)の焼打で最頂に達しているので...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...数年前の日比谷焼打事件はなかったであろう...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...相州荻野山中の大久保長門守の陣屋が焼打ちされて...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかに騒動が持ち上がっても交番の焼打以上に出る気遣(きづかい)はない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...電車焼打ちがあって...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...横浜を襲撃するという宣伝(十一月)などの後ついに御殿山(ごてんやま)英公使館焼打(十二月)となって...
服部之総 「尊攘戦略史」
...南の番所を焼打にかけてしまう」顎十郎は...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...瞬く間に警察でも監獄でも焼打ちして...
牧逸馬 「双面獣」
...しかも焼打ちを恐れていまごろになってノコノコ出向いてくるさえあるのに...
三好十郎 「斬られの仙太」
...半兵衛がかよと共に加波山へ現われたこと、渡辺蔵人とかよを争い、焼打ちの夜に、万三郎と刃を合わせたこと...
山本周五郎 「風流太平記」
...賊を曠野につつんで焼打ちした時...
吉川英治 「三国志」
...信長(のぶなが)が本能寺(ほんのうじ)で焼打(やきう)ちにあった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...国司の秋田城を焼打ちしたというような飛報は...
吉川英治 「平の将門」
...焼打ちだの田畑の踏み荒しをつづけ合うことを思えば...
吉川英治 「平の将門」
...インド船をも焼打している...
和辻哲郎 「鎖国」
...右の焼打事件の恩賞を周旋すると称して...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索