...何でも焼きつくす燃えるやうな性質(たち)の男の子です...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...私はあの暗を焼きつくす火が欲しい...
伊藤野枝 「人間と云ふ意識」
...石火せめぐほどの自己闘争が身をも心をも焼きつくすだらう...
種田山頭火 「其中日記」
...魂をも焼きつくすに違いなかった! それから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一度味わったことのある者を焼きつくすような...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...宇宙を焼きつくす火が流れるのを感ずる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分以外の全世界を焼きつくすか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自己を焼きつくす強烈な生活に好んではしりたがる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...全平原を焼きつくす...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クリストフの上に焼きつくすような炎を注いだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その焼きつくすような情火とその薪(まき)になってる惨(みじ)めな身体との対照を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...俺を焼きつくすこの身体は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すべてを焼きつくす革命の痛快に驚喜したのも何の事――その時の業火のあとを少し避けて...
中里介山 「大菩薩峠」
...絶えず口実をつくりだして身を焼きつくすまであなたを追い求めたろうと思われるからです...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...魂の底まで焼きつくすやうな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...烈々宇内(うだい)を焼きつくす概があった...
夢野久作 「近世快人伝」
...マダム丘子のそれは烈々としてすべてを焼きつくす情獄の美鬼を思わせるものであった...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
...熱し輝き煙りつつあるラヴァのごとくに観客の官能を焼きつくす...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
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