...然もそれが、虚無に啼く小鳥の声の様に、やるせない哀調をさへ帯びてゐる...
石川三四郎 「蒼馬を見たり」
...然も、怎したものか、生れてから云つた事のない樣な際敏(きはど)い皮肉までが、何の苦もなく、咽喉から矢繼早に出て來る...
石川啄木 「菊池君」
...然も此一封が、嘗てこのS――村に呱々の聲を擧げ、この學校――尤も其頃は校舍も今の半分しか無く、教師も唯の一人、無論高等科設置以前の見すぼらしい單級學校ではあつたが、――で、矢張り穩健で中正で無愛憎(ぶあいそう)で、規則と順序と年末の賞與金と文部省と妻君とを、此上なく尊敬する一教育者の手から、聖代の初等教育を授けられた日本國民の一人、當年二十七歳の天野大助が書いたのだと知つたならば、抑々何の辭を以て其驚愕の意を發表するであらうか...
石川啄木 「雲は天才である」
...然も吸口まで焼ける程吸つて了つた...
石川啄木 「病院の窓」
...然も初めにはただ執り物であり神格の表象に過ぎなかつたおしら神が...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...然も具体的に目前に現はれたのである...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...然も恐しき実行力を...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...考えてみれば、自然も、何の無理もなく本分をたどっているものもあるし、あるいは、毅然として、その秩序を守っているものもあるのである...
中井正一 「美学入門」
...然も猶鴻雁は猟者(りょうしゃ)の砲火を逃(のが)るることができないではないか...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...法然も、「浄土の法門と遊蓮房に会ったことは、人界に生を受けた思い出である」といわれたそうであるからなかなか堅固な行者であったろうと思う...
中里介山 「法然行伝」
...然も其責任をまだ当然持ち得ないと自覚して居たとしたら...
原田皐月 「獄中の女より男に」
...わたしは全然もたないのです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...然もこれは私の良心に従って致す行動だから...
久生十蘭 「魔都」
...然もあなたとはお隣り同士なんで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...――前者が後者に結び付くのは前者のうちに含まれる自然もしくは否定の契機のためであるといふのが我々の意見であつた...
三木清 「歴史哲學」
...必要も必然も無いくせに...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それ故自然も自然の叡智を以て...
柳宗悦 「工藝の道」
...やわらかい枯れ草と山芝が少しの不自然もなく土をかくしていることです...
吉川英治 「江戸三国志」
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