...新しいコロンブスを迎える用意は全然していなかったのだ」「新しいコロンブスというのは何者ですか」「ああ...
海野十三 「地球発狂事件」
...然してその弟宇迦斯(おとうかし)が獻れる大饗(おほみあへ)をば...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...風は依然して強し...
大町桂月 「千川の櫻」
...然して此等の星は地球からどの位の距離にあるかと云ふに...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...然して彼覚を召して問給うに...
高木敏雄 「比較神話学」
...然して、貨幣を女性名詞とす...
太宰治 「貨幣」
...然して汐風(しおかぜ)が吹き荒れているが為(ため)に...
太宰治 「パンドラの匣」
...然して最も貴き芸術品は実に人間の肉体自身也...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...然して此心は大抵な人が皆同じであつたらうと思つて居る...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...電子はあるかゞ判然してゐるのみならず...
長岡半太郎 「物理學革新の一つの尖端」
...御景気も好いやうですが……」彼が茫然して直ぐに返事をしないと...
中原中也 「古本屋」
...抜目があると云うことが判然して来るべきです...
夏目漱石 「中味と形式」
...眉(まゆ)がいかにも判然していた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...然して此処に人物を描かるゝに当りて...
牧野信一 「手紙」
...然して、漸く、その登場歌章(パロドス)の大半の草稿を終り、今はこれに三脚韻律を踏ませつゝ、二十聯(スタンザ)にとりまとむべく苦行中でございます...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...「奇麗な處だ!」と感歎しながら茫然していると...
三島霜川 「水郷」
...その目は私にすがりつき然して藻掻いてゐるやうな...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...判然してもいないし...
森本薫 「華々しき一族」
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