...こういうものに力を入れるのは全然無駄骨折りであるというような説を時々耳にすることがあるが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...それも無駄骨に終ったので...
犬田卯 「錦紗」
...なぜそんな無駄骨を折らねばならなかったか...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...自己の実現に無駄骨を折っているから...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...そうして彼はこんな無駄骨を折る前に金はちゃんと使い果してしまったと知っていたことを...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...馬にも無駄骨を折らせねえように……と言います...
中里介山 「大菩薩峠」
...「何が無駄骨折なんだ」「町内の本道は何んにも知りませんよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こいつは飛んだ無駄骨折かも知れないぜ」などと四角な顏を益々四角にして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こうしてさまざまに無駄骨を折ったあげくに見る我が宿は...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...自分はかうして詰らぬ無駄骨を折つたものだが……...
二葉亭四迷 「余が言文一致の由來」
...猿取りに無駄骨を折らぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...私はきっと無駄骨だと思って居たが...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...そこでわたくしは無駄骨を折らなくてもいい事になる...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「最終の午後」
...しかしみんなそれは無駄骨折りにすぎなかったのだ...
山本周五郎 「藪落し」
...とんだ無駄骨をさせやがった……」と...
吉川英治 「親鸞」
...そろそろ無駄骨を心のすみで悔いたりしていた...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...降りて来い」「へい」梅軒と共にゆうべ無駄骨を折った彼(か)の手輩(てあい)なのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ほんの無駄骨を折ったに過ぎません...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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