...妾はまたしても無駄骨でしかないことを庭に降りて繰りかえさねばならなかった...
海野十三 「三人の双生児」
...無駄骨と知らずに...
海野十三 「地獄の使者」
...結局無駄骨を折るのさ...
永井隆 「この子を残して」
...隨つてそんな處へ無駄骨折らうと甘んじて取つて掛るものが段々減少して...
長塚節 「記憶のまゝ」
...無駄骨折じゃありませんか」「…………」「下手人が島で死んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...が併(しか)し全くの無駄骨と後でわかりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こいつは飛んだ無駄骨折かも知れないぜ」などと四角な顏を益々四角にして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それもこれもみんな無駄骨折で...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...……迂濶な話だが、大切(だいじ)のことを見逃したばっかりに、無駄骨を折った...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...これらがなければ無駄骨だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...こう穴やふし瘤(こぶ)だらけでは無駄骨が折れるばかりで手間が三倍だと滾(こぼ)しぬいた...
牧野信一 「鬼涙村」
...何時(いつ)までも根氣(こんき)好(よ)く無駄骨(むだほね)を折(を)ツてゐる...
三島霜川 「平民の娘」
...猿取りに無駄骨を折らぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...――無駄骨だヨ」その頃...
宮本百合子 「刻々」
...しかしみんなそれは無駄骨折りにすぎなかったのだ...
山本周五郎 「藪落し」
...お蔭で無駄骨折が助かるじゃないか」「指紋もないそうですね」「ウン...
夢野久作 「老巡査」
...無駄骨を折らせて気の毒だった」と思うままに...
吉川英治 「江戸三国志」
...とんだ無駄骨をさせやがった……」と...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索