...無駄にすることなく貴方の容器をガラス・コップより出来るだけ高く置くとよい...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...僅か一厘だから五厘だからと言ってそれを無駄にするような考があったら如何に沢山の収入のあるものでも金持になることは出来ない...
高浜虚子 「子規居士と余」
...私も昔から物を無駄にするのは嫌ひで御座いまして手紙の初めと終りの白い處は切り取つて置きまして附箋其他につかつて居りましたが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...「そんなおとぎ話で無駄にする時間はありません...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...無駄にするに忍びなかっただけの話である...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...クリストフは半期分の部室代(へやだい)を無駄にするのも構わず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...インキを無駄にすることにすぎない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...毎年々々全く無駄にするばかりでなく...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...あんたは時間を無駄にすることはないから...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...あたらそれを無駄にする訳にはゆかなかったのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...熟らぬ果物を無駄にすることが如何に罪深い悪徳であるか! といふことを因果に律して物語つた...
牧野信一 「蔭ひなた」
...折角なつた果物を喰べられもしないうちから無駄にするやうな人間は碌なものにはなれないぞ...
牧野信一 「蔭ひなた」
...こんなところで「軽蔑する」だの「失礼」だのと仮令一分間でも時を無駄にすることこそ...
牧野信一 「ラガド大学参観記」
...一片の楮紙でも無駄にするには忍びない...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...無駄にするのは惜しいものなんだ...
夢野久作 「オンチ」
...よい土産をさげて来たのにこれを無駄にするのか――折角のこれを」ほんとらしくいったので...
吉川英治 「上杉謙信」
...そんなことで命を無駄にするのももったいないじゃないか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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