...そうして九月一日から数えて、十二日というものを、無駄に過ごした...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...結局今まで無駄につかっていた脳力が余ってくるから...
海野十三 「蠅男」
...処で前々からの心配が無駄になったのはどうして呉れるかと問う向きもあるかも知れない...
戸坂潤 「社会時評」
...少しの時間も無駄にすまいと懸念していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その楽しい一日はただ無駄に過ぎ去っていった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...毎年々々全く無駄にするばかりでなく...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...無駄にはしたくない...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...それもこれももう無駄になつた...
平出修 「逆徒」
...おれはおれ達が無駄に生きていたようにはそれを終らせたくはないのだ...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...何本も何本もマツチを無駄にすつてゐた...
堀辰雄 「風景」
...気どつた歌などは無駄に過ぎなかつたといふものゝ...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...こんなところで「軽蔑する」だの「失礼」だのと仮令一分間でも時を無駄にすることこそ...
牧野信一 「ラガド大学参観記」
...少しも無駄にしないことを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私陀は「熱い目を私陀のも私陀で無駄になり」で...
南方熊楠 「十二支考」
...これが君を少しも動かし得ず、無駄に終っても、僕は諦らめる...
三好十郎 「俳優への手紙」
...切角来たのが無駄になったとだけは思うに違いない...
森鴎外 「雁」
...無駄に消費される酒だの...
吉川英治 「脚」
...地球上に無駄に放射されているエネルギーを...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
便利!手書き漢字入力検索