例文・使い方一覧でみる「無風流」の意味


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...従つて又モオタアボオトを無風流(ぶふうりう)と思ふ者ではない...   従つて又モオタアボオトを無風流と思ふ者ではないの読み方
芥川龍之介 「本所両国」

...ちと無風流な部屋だ...   ちと無風流な部屋だの読み方
海野十三 「宇宙尖兵」

...しかしピストルとは無風流な……」「おお...   しかしピストルとは無風流な……」「おおの読み方
海野十三 「千早館の迷路」

...と伊達(だて)に長刀を帯びている人の無風流をあざけったのであります...   と伊達に長刀を帯びている人の無風流をあざけったのでありますの読み方
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」

...」「あたし、桜を見ていると、蛙(かえる)の卵の、あのかたまりを思い出して、――」家内は、無風流である...   」「あたし、桜を見ていると、蛙の卵の、あのかたまりを思い出して、――」家内は、無風流であるの読み方
太宰治 「春昼」

...無風流のせいであろうか...   無風流のせいであろうかの読み方
太宰治 「富士に就いて」

...これは、少し音がするのと、抵抗が強いのと、適当な鉛筆削りのないのが欠点だけれども、(此の頃バリカン式と云ふ鉛筆削りが出来たので大分助かるが、デスクへ釘付けにする在来の奴は、無風流で困る...   これは、少し音がするのと、抵抗が強いのと、適当な鉛筆削りのないのが欠点だけれども、(此の頃バリカン式と云ふ鉛筆削りが出来たので大分助かるが、デスクへ釘付けにする在来の奴は、無風流で困るの読み方
谷崎潤一郎 「文房具漫談」

...一つの心理的なからくりの中の歯車や弾条(ばね)を点検するような無風流な科学者の態度で古人の連句をのぞいてみたらどうであろうか...   一つの心理的なからくりの中の歯車や弾条を点検するような無風流な科学者の態度で古人の連句をのぞいてみたらどうであろうかの読み方
寺田寅彦 「連句雑俎」

...所にも似ず無風流(ぶふうりゅう)な装置には違ないが...   所にも似ず無風流な装置には違ないがの読み方
夏目漱石 「行人」

...縞柄(しまがら)だの品物などは余のような無風流漢には残念ながら記述出来んが...   縞柄だの品物などは余のような無風流漢には残念ながら記述出来んがの読み方
夏目漱石 「趣味の遺伝」

...天真爛漫(らんまん)ながら無風流極まるこの光景の裏(うち)に良夜を惜しめとばかり床(ゆか)しげに輝やいて見える...   天真爛漫ながら無風流極まるこの光景の裏に良夜を惜しめとばかり床しげに輝やいて見えるの読み方
夏目漱石 「吾輩は猫である」

...そして母と対座してゐる無風流気な姿を...   そして母と対座してゐる無風流気な姿をの読み方
牧野信一 「茜蜻蛉」

...「あんまりにアラを捜せば無風流」...   「あんまりにアラを捜せば無風流」の読み方
牧野富太郎 「植物一日一題」

...文学は文学に縁あるがために時に無風流の議論を為す...   文学は文学に縁あるがために時に無風流の議論を為すの読み方
正岡子規 「病牀譫語」

...かつ特色のある無風流なものを選んだのであるが...   かつ特色のある無風流なものを選んだのであるがの読み方
柳田國男 「名字の話」

...無風流な彼にはわからないが...   無風流な彼にはわからないがの読み方
山本周五郎 「風流太平記」

...あなた様も、おたしなみでございますか」「何の、一向に無風流者...   あなた様も、おたしなみでございますか」「何の、一向に無風流者の読み方
吉川英治 「雲霧閻魔帳」

...科学の島というからには、無風流極まる、コンクリートの工場地帯を思わせるような風景を想像していたのだか、一歩、人工蜃気楼の障壁を這入(はい)ると、其処に、忽然と繰展(くりひろ)げられたのは、言葉通り百花繚乱と咲き乱れた花園のような『日章島』だった...   科学の島というからには、無風流極まる、コンクリートの工場地帯を思わせるような風景を想像していたのだか、一歩、人工蜃気楼の障壁を這入ると、其処に、忽然と繰展げられたのは、言葉通り百花繚乱と咲き乱れた花園のような『日章島』だったの読み方
蘭郁二郎 「地図にない島」

「無風流」の読みかた

「無風流」の書き方・書き順

いろんなフォントで「無風流」


ランダム例文:
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